日本チェーンストア協会「10月の販売概況」発表

      執筆者:編集部

日本チェーンストア協会は会員企業社62社、店舗数7872店における10月度の販売動向を発表した。総販売額は10,090億円、店舗調整前97.5%・店舗調整後99.7%。10月度は、気温は全国的に中旬までは高く下旬に低下した。生活者の節約志向が続く中で、食料品は野菜、惣菜を中心に動きは良かったものの、衣料品、住関品の動きが鈍かったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は0.3%のマイナス(23ヵ月連続)となった。食品別には農産品は、野菜は相場高でトマト、レタス、きゅうり、ねぎ、キャベツ、白菜、だいこん、ばれいしょ、玉ねぎは好調。果物はぶどう、梨、りんごは好調だが、バナナ、みかん、柿は不調。畜産品は鶏肉、牛肉こま切れは好調だが、ステーキ・すき焼き用の牛肉は不調。スライスハムの動きは良いがソーセージの動きは鈍かった。水産品は生カツオ、うなぎ、冷凍エビは好調だが、不漁でサンマ、イカは不調。刺身類の動きは良かった。塩鮭、一汐開きは好調だが、魚卵、ちりめん類は不調。惣菜はサラダなどの洋惣菜は好調。温惣菜は焼物、中華、スナックは好調だが、揚物は不調。寿司の動きは良かった。その他食品は乾麺類、飲料、酒類、ラー油、ノンアルコール飲料は好調だが、新米相場安の米、調味料、菓子は不調。日配の洋風デイリーは冷凍食品、アイスクリームは好調だが、デザートは不調。和風デイリーは練物、水物、納豆は不調。パン類の動きは鈍かった。