消費者庁、健康食品のネット上の誇大広告、業者名公表へ

      執筆者:編集部

消費者庁は、健康食品について、インターネット上で「最強」、「誰でも必ず」といった誇大広告を出す業者に対し、指導しても改善がない場合は業者名を公表する方針。消費者庁は、2010年6~8月の間、インターネット上で不適切・誇大な広告を出していた業者およそ300社に対して、11月8日に改善指導を行った。12月になっても改善が見られない場合、消費者庁は健康増進法に基づき、勧告と業者名の公表を行う方針。健康食品の表示違反については、昨年9月の消費者庁発足以前は公正取引委員会の所管だったため、健康被害の防止よりも公正な競争の確保が重視されやすく、今回のような取締りを行うことは少なかった。現在は専従職員をおき、インターネット上の広告監視を強化している。