ヤクルト「オリゴメイト」が米国「GRAS物質」認証を取得

      執筆者:編集部

ヤクルト薬品工業(株)の製造・販売しているガラクトオリゴ糖(製品名:オリゴメイト)が、米国の食品安全性に関する審査制度においてその安全性が認められ、米国FDA(米国食品医薬品局)より「GRAS物質」(Generally Recognized as Safe Substances:米国において一般に安全と認められる食品)としての認証を取得した(GRAS Notice No.334)。この認証取得を機に、今後米国市場において、飲料や菓子等様々な食品に利用できる食品素材として受け入れられる可能性が広がり、新たなビジネス展開が期待できる。「オリゴメイト」は、母乳中に含まれる4'-ガラクトシルラクトースを主成分とするガラクトオリゴ糖で、同社によって開発された。乳酸菌やビフィズス菌を適正に増やす特性、難う蝕性(虫歯になりにくい性質)、耐酸性、熱安定性等の特性から、日本やアジア諸国で育児調製粉乳をはじめ様々な食品の素材として幅広く利用されている。日本国内では、多数の特定保健用食品の関与成分になっており、その利用は広がっている。