日本チェーンストア協会「11月の販売概況」発表

      執筆者:編集部

日本チェーンストア協会は会員企業数62社、店舗数7,889店舗における11月度の販売動向を発表した。総販売額は10,137億円、店舗調整前98.2%・店舗調整後99.5%。11月は生活者の節約志向が続く中で、家電エコポイント半減による駆け込み需要があった家電製品を中心に住関品の動きは良かったものの、衣料品の動きが鈍かったこと等から、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は0.5%のマイナス(24ヵ月連続)となった。食料品は相場高の農産品、惣菜の動きは良かったものの、水産品、畜産品、米、調味料等その他食品の動きは鈍かった。ボジョレー・ヌーボーの販売は好調だったが、お歳暮ギフトの出足は低調だった。商品別では農産品は野菜は相場高でトマト、レタス、きゅうり、ねぎ、キャベツ、白菜、だいこん、ばれいしょ、玉ねぎは好調。果物は相場高でみかん、りんご、柿は好調だが、バナナは不調。畜産品は鶏肉、牛肉切り落としは好調だが、黒豚は不調。スライスハムの動きは良いがソーセージの動きは鈍かった。水産品はうなぎ、冷凍エビは好調だが、不漁でサンマ、イカ、アジは不調。刺身類の動きは良かった。塩鮭、魚卵は好調だが、一汐開きは不調。惣菜はサラダなどの洋惣菜は好調。温惣菜は焼物、中華は好調だが、揚物、スナックは不調。寿司の動きは良かった。その他食品は乾麺類、低果汁飲料、コーヒー、ラー油、フルーツ缶詰、農産缶詰、ノンアルコール飲料は好調だが、相場安の米、調味料は不調。日配の洋風デイリーは冷凍食品は好調だが、デザート、アイスクリームは不調。和風デイリーは練物、水物、漬物は不調。パン類の動きは鈍かった。