メルシャン2010年ワイン販売数量は前年比104%

      執筆者:編集部

 メルシャン(株)は、1月20日、ワイン事業方針及び新商品の記者会見を行った。2010年のワイン市場が前年比102~103%の中、メルシャンのワイン販売量は前年比104%と上回った。内訳は、国産ワインが前年比112%、輸入ワインが前年比95%。2010年9月の「赤ワインに含まれるポリフェノール『レスベラトロール』が認知機能を維持する」という報道により、9月以降赤ワインの売上が前年比114%と大幅に伸びた。新商品として、キリングループのライオンネイサン ナショナルフーズ社の所有するオーストラリアの銘醸地バロッサのワイナリー、セント・ハレットでつくられた「タティアラ カベルネ&シラーズ」を3月16日に発売することも発表した。3月30日にはカリフォルニアワイン「フランジア」のペットボトル版も発売。代表取締役社長・CEOの植木宏氏は、「3年間掛けて体質強化し、営業戦略を『価格から価値へ』と転換してきた。今年は打って出たい」と抱負を語った。