キッセイ薬品、国内初「たんぱく調整減塩しょうゆ」発売

      執筆者:編集部

キッセイ薬品工業(株)ヘルスケア事業部は、たんぱく調整減塩しょうゆ「減塩げんたしょうゆ」を3月28日より発売する。同社は、慢性腎不全などで低たんぱく食事療法を行っている方を対象に、主食や惣菜をはじめとしたたんぱく質調整食品を開発・販売している。今回発売の「減塩げんたしょうゆ」は、たんぱく質と塩分をこいくちしょうゆの1/2以下に減量した国内初の本醸造しょうゆ。更に、カリウムとリンもそれぞれ1/14、1/4に調整した。既存のたんぱく調整しょうゆ加工調味料は、しょうゆの旨み成分であるたんぱく質を減量することにより損なわれる風味を、だし(汁)で補っている。一方、本製品は本醸造による製造にこだわり、だし(汁)を加えることなく、しょうゆ本来の美味しさ(旨み、香り、コク、風味)を実現した、本醸造しょうゆであることが特徴。従来の調味料に比べ、素材の味、しょうゆの風味を生かすことができるので、料理の幅が広がり、食事療法を継続しやすくなると考えられる。全国病院用食材卸売業協同組合加盟卸や医薬品卸などを通じて全国の医療機関・在宅患者の方へ販売するとともに、電話、ファクシミリ、インターネット(キッセイヘルスケアネットショップ)による通信販売も行う。500ml、630円(税込)。