農水省、3社の製品不適正表示に対して厳重措置

      執筆者:編集部2

農林水産省は、株式会社ジュノ(以下:ジュノ)、株式会社ヘルスライフ(以下:ヘルスライフ)、新食工業株式会社(以下:新食工業)の3社の製品不適正表示行為を確認。同事業者に対し、JAS法に基づき行政処分等を行い、ジュノについては刑事告発した。ジュノは、自社製品のノニ発酵飲料に、有機農産物加工食品でない原料を使用していたにもかかわらず、不正に有機JASマークを貼付し、製品名称にも「有機」と表示して一般消費者向けに販売していた。ヘルスライフもまた、自社製品のノニ発酵飲料に有機でない原料を使用していたにもかかわらず、名称及び原材料名に「有機」と表示して販売。また、ノニグミ(菓子)の原料がトンガ産又はサモア産の有機でない原料を使用していたにもかかわらず、「有機JAS認定のタヒチ産ノニエキス配合」と事実と異なる強調表示をしていた。有機JAS認定事業者である新食工業は、ジュノから製造委託を受けたアサイベリーエキス(果実飲料)に有機原料を使用していないにもかかわらず、自ら有機JASマークを貼付してジュノに納品していたという。