福島第一原発から半径20km圏内、本年は稲作付けに制限

      執筆者:編集部2

4月22日、原子力災害対策本部長(内閣総理大臣)より、福島県に対して、避難区域・計画的避難区域及び緊急時避難準備区域における稲の作付制限を指示が発令された。これによれば、3月12日付で避難のため立退きを指示した、東電福島第一原子力発電所から半径20km圏内の区域、ならびに4月22日付で設定した計画的避難区域及び緊急時避難準備区域において、平成23年度産の稲の作付けを差し控えるよう、関係自治体や事業者等に対して要請した。なお、これは4月8日に決定した「稲の作付に関する考え方」に基づき、土壌調査を行った結果などを踏まえた決定であり、農水省は、作付制限に対して適切な補償に万全を期すとした。