日本チェーンストア協会「3月の販売概況」発表

      執筆者:編集部

日本チェーンストア協会は会員企業社62社、店舗数8045店における3月の販売動向を発表した。総販売額は10,105億円、店舗調整前103.5%・店舗調整後100.3%。3月度は震災後の消費マインドの低下や計画停電の影響等から衣料品の動きが鈍かったものの、食料品の動きが良かったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は0.3%のプラス(2カ月連続)となった。商品別は、農産品は野菜はばれいしょ、ニンジン、白菜、キャベツは好調だが、きゅうり、トマト、レタス、ピーマンは不調。果物は、かんきつ、りんご、イチゴは好調。畜産品は豚肉は薄切り、牛肉は切り落としを中心に好調。ハム・ソーセージの動きは良かった。水産品は鮮魚は震災による水揚げ不足から不調だが、冷凍イカ等冷凍魚は好調。塩鮭、魚卵は好調だが、一汐開き、ちりめんは不調。 惣菜は温惣菜は焼物、中華は好調だが、揚物は不調。冷惣菜は和総菜は好調だが、洋総菜は不調。寿司・米飯の動きは良かった。その他食品は震災後の需要の高まりにより、米、カップラーメン、飲料水、缶詰は好調。インスタントコーヒー、パンは好調だが、アイスクリームは不調。生産工場の被災、計画停電の影響から牛乳、ヨーグルト、納豆は不調。