日本チェーンストア協会「8月の販売概況」発表

      執筆者:編集部

日本チェーンストア協会は8月度の販売動向を発表した。総販売額は10,656億円、 店舗調整前102.4%・店舗調整後97.8%。8月度は前年の猛暑の反動や下旬の多雨の影響により盛夏商材・涼味商材の動きが鈍く、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は3カ月ぶりにマイナスとなった。商品別の動きでは、農産品は野菜はトマト、なすは好調だが、前年の相場高の反動でキャベツ、はくさい、ばれいしょ、玉ねぎは不調。果物はりんごは好調だが、かんきつ、バナナは不調。畜産品は暫定規制値を上回る放射性物質が検出された問題の発生以降、和牛は不調だが、鶏肉、豚肉は好調。ハム・ソーセージの動きは良かった。水産品は鮮魚は震災による水揚げ不足から不調。貝類も不調。塩鮭、たらこ、明太子、開き物は好調だが、ちりめんは不調。惣菜は、中華惣菜、煮惣菜、おにぎりの動きが良かった。その他食品は22年産米、缶詰、食酢・ポン酢、スープ・飲料は好調だが、前年の猛暑の反動で飲料、乾麺は不調。洋風デイリーは冷凍食品、乳製品は好調だが、アイスクリームは不調。和風デイリーは生麺類、ところてん、豆腐は不調。パン類の動きは良かった。