日本チェーンストア協会「9月の販売概況」発表

      執筆者:編集部

日本チェーンストア協会は9月度の販売動向を発表した。総販売額は9,870億円、店舗調整前100.6%・店舗調整後96.4%。9月度は月初と中旬の大型台風の影響や前年の記録的残暑の反動から苦戦し、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は2カ月連続のマイナスとなった。農産品は野菜はトマト、きゅうりは好調だが、前年の相場高の反動でキャベツ、はくさい、ばれいしょ、玉ねぎは不調。果物は、ぶどう、なし、りんご、かんきつ、バナナは不調。畜産品は放射性物質問題の発生以降、和牛は不調だが、鶏肉、豚肉は好調。ハム・ソーセージの動きは良かった。水産品は鮮魚はサンマは好調だが、カツオ、マグロは不調。貝類も不調。塩鮭、たらこ、明太子、開き物は好調だが、ちりめんは不調。惣菜は中華惣菜、焼物は好調だが、揚物は不調。要冷惣菜は和洋とも不調。寿司、米飯は好調。その他食品 は米、麺類、調味料、食酢・ポン酢、菓子は好調だが、前年の記録的残暑の反動で飲料、インスタントコーヒーは不調。洋風デイリーは乳製品は好調だが、アイスクリーム、デザート、冷凍食品は不調。和風デイリーは練物、漬物、水物、生麺類は不調。パン類の動きは良かった。