ローソン、オープンキッチン方式「ローソン神戸ほっとデリ」を全国展開

      執筆者:編集部

ローソンと神戸物産が出資する合弁会社の神戸ほっとデリは16日、神戸物産の食品製造とローソンの店舗運営を結合した製販一体型の店内調理システム「ローソン神戸ほっとデリ」を全国のローソンで導入を開始する。コンビニエンスストアとデリカテッセンの融合モデルとして、2010年度中に関東・関西地区中心にローソン200店舗、15年度までに全国1000店舗への展開を目指す。ローソンは店内で調理したできたて弁当をお客に提供することを目指し、2004年から6年間実験を重ねてきた。同システムではお客の注文を受けてから目の前で調理する「ライブキッチン」、オムライス、生パスタ、ピザなど約10種類を販売するほか、「彩りビュッフェ」ではセルフ式盛り放題コーナーを設置する。このほか本格店内調理弁当「できたて弁当」は約10種類を日替わりで提供する。ローソン神戸ほっとデリでは、効率よく調理を行うため「パーツアッセンブル方式」を採用した。国内外にある神戸物産社の自社工場などで各パーツを生産し、パーツごとに適した温度帯で配送・保存。店舗では中間加工された食材のパーツを組み合わせるだけで簡単に本格的な料理ができ、この仕組みにより豊富なメニューをおいしく作ることが可能となった。