国分「通販事業ミクリードの株式 トーホーに譲渡」

      執筆者:編集部

国分は10月29日、(株)カクヤスと業務用食品カタログ通信販売している(株)ミクリードの株式10%を(株)トーホーに譲渡すると発表した。トーホーは九州、関西を拠点にした業務用卸で、kokubu intaホテル、レストラン、居酒屋などに食材を納入している。現在、関東地区では300億円前後の売り上げが見込まれ、今回の株式譲渡で関東圏での販売力をさらにアップさせる方針。ミクリードは業務用食材のカタログ販売会社で年商30億円。販売先は75%が居酒屋で、社員8名、エリアは全国。カクヤス佐藤順一社長は「通販事業にトーホーのシステムを活かし、今までカバーできなかった新規ユーザーを確保したい。また、食品部門を強化できる」。国分土居弘光取締役・低温フードサービス統括部長は「フードサービス事業は23兆円の世界。当社は60万アイテムの商品を扱っており業務用、給食方面拡大は急務」。トーホー上野祐一社長は「食品に強い国分と組むことでスピードのある営業が出来る、今年3月、出資の話があり、合意した」と語った。ミクリード出資比率、カクヤス51%、国分39%、トーホー10%、ミクリード本社所在地、東京都豊島区2丁目3番1号、代表取締役片山礼子、設立2012年11月30日、資本金5000万円。