伊藤忠食品「決算増収減益 スーパー、CVS組織小売業堅調」

      執筆者:編集部

itouchuukettsann伊藤忠食品は2014年3月期に決算を発表した。それによると売上高6304億6400万円(前年比2,6%増)、営業利益33億0400万円(同24,3%減)、経常利益42億2600万円(同23,7減)、当期利益32億5600万円(同21,3%減)の増収減益となった。売上高はスーパーマーケットなど組織小売業との増加、消費税の駆け込み需要などで3月単月では前年比116%と大幅に伸びた。星秀一社長は「取引先を少しずつ伸ばした結果。利益については商品単価の下落が大きく影響している。」と述べた。商品別売り上げ構成比はビール、和洋酒が減少し、麺、乾物、調味料、嗜好飲料などが伸びた。エリア別では関東甲信越2,1%減となったもののそれ以外は増収となった。業態別ではスーパーマーケット3639億9500万円(構成比57、7%、同期比106、1%)、コンビニエンスストア1057億3100万円(同16,8%、113、9%)と大幅に上回った。一方、卸、デパートなどは下回った。次期予想は売上高6380億円、経常利益45億円、純利益29億円。中期経営ビジョンとしては経常利益率1%を目指すとともにそれを達成するには1兆円の売り上げが必要。品質、味嗜好の商品提案、ブランド商品開発、ギフトカード事業を引き続き継続していくなどと説明した。