スターバックス「農林水産大臣賞」連名受賞

      執筆者:編集部2

スターバックス コーヒー ジャパンとメニコンは、国内初の試みとなるコーヒー豆かすを牛の飼料として再生利用する取り組みが評価され、一般社団法人日本有機資源協会が主催する「第2回食品産業もったいない大賞」の「農林水産大臣賞」を連名で受賞した。表彰式は3月5日にTKP赤坂駅カンファレンスセンターにおいて開催される。スターバックスでは、一部の店舗を対象に分別・脱水・防腐処理したコーヒー豆かすを回収し、再生利用事業者を通じ、牛に与える乳酸発酵飼料として再資源化し、さらにこの飼料を用いて育てられた乳牛のミルクを一部店舗でドリンクの原料に循環利用する「食品リサイクルループ」を構築している。今回の受賞理由は、これまで有効な食品リサイクル手法が見出されていなかったコーヒー豆かすを、エネルギー利用の少ない回収手法・乳酸発酵技術により牛の飼料として再資源化し循環利用した点、コーヒー豆かすの高付加価値リサイクル手法として、今後の食品業界全体への波及が期待される点が評価された。なお、コーヒー豆かすは、飼料化以外にも、野菜を育てるたい肥として再資源化し、そのたい肥で育てられた野菜を一部店舗でサンドイッチ等に利用する取り組みにも活用されている。