国分「丸紅子会社・ナックスナカムラ、山星屋株式取得」

      執筆者:編集部

国分と丸紅は10月28日、国分は丸紅の子会社である冷凍食品卸ナックmaruスナカムラの株式51%と同じく子会社の菓子卸山星屋の株式20%を取得、丸紅は国分の子会社国分首都圏の株式20%を取得すると発表した。両社の株式持ち合いで、国内の流通部門を国分に、原料を丸紅という構図が明確化した。記者会見では冒頭、國分勘兵衛会長兼社長が「中間流通業の経営環境はさらに厳しくなってきている。経営の合理化、同業他社との競争に打ち勝つためにも合従連衡は必要だ」と述べ、丸紅(株)国分文也社長は「食品産業が厳しさを増すなか、国内最大のネットワークをもつ国分とグローバルな商品供給で対応する弊社が一体となり国内最大のネットワークづくりを実践したい」と述べた。ちなみにナックスナカムラ売上高は981億円(2015年3月)、山星屋2594億円(同)。グループ再編後の国分首都圏(株)売上高は4050億円(2016年12月予)。