野菜の高値

      執筆者:編集部2

海外の日本食店などで提供されてきた日本酒は今やニューヨークなどの大都会ではフランス料理などの店でも提供され輸出量は過去10年で2倍に増えたというほど使用されているらしい。健康志向で注目される日本食。

今年の猛暑で野菜の高値が続いているが日本食は野菜を使ったものが多い。高値の続く野菜に主婦は苦労している。

今まで余り店頭に並ばなかったキズのあるナスや曲がったキュウリも特等席で客の呼び込みに一役かい白菜は4分の一で売られている。

これからの季節鍋物欠かせない白菜がこの様子では気楽に鍋もつつけない。

日本のみならず韓国でもキムチに必要な白菜が不足して大変なことになっているらしい。

野菜の高値も来月には落ち着きそうだとの見通しのようだがこれからの天候次第ではそれもままならない。

人間の食卓に異変が起きていると同時に最近はたびたびクマが人家近くに現れ作物を食い荒らし人を襲い、挙句の果てに銃殺されるという報道がされている。

人間にとってもクマにとっても悲惨なことで心が痛む。

今年の猛暑はクマの餌であるドングリなどの実の付きを悪くしているためらしい。

地球温暖化、異常気象、大地震、大洪水など人間の仕業に対してか地球の怒りが収まらない。

沖縄では各家に小さな畑で野菜を作り、自給自足ならぬ自己自給率を高めていると聞く。しかし不景気のあえぐ市民にあっては畑にできるほどの庭を持つことはままならない。もし運よく手に入れたとしてもにわか農家ではろくな野菜も作れそうもない。

今年の夏、白オクラ作りに挑戦、苗を買い石灰を撒き肥料をやり、苗につけられていた「育て方」の能書きどおりに実行したつもりなのだが収穫できた実はたった2個。

プロの農家にはかなわない。

私のようなものはじっと野菜が安くなるのを待つしか方法がないようだ。