2016年の豆乳の生産量、2009年より継続的に成長

      執筆者:shirai

日本豆乳協会は、定期的に実施している「豆乳等生産量等調査」の「2016年1-12月期」の動向について検証を行った。その結果、当該期における豆乳類生産量は、豆乳(無調整)が最も高い伸び率を示しており、前年同期比113.2(%)、生産量5,933kℓを記録。また、豆乳類の中で最も生産量が多い「調製豆乳」も前年同期比103.7(%)、生産量170,587kℓと好調に伸びていることが分かった。また、2012年から15年にかけて、大きく伸長した果汁入りやフレーバ入りの豆乳飲料は、この16年それぞれ昨対89.7(%)、95.0(%)と、若干前年同期比を割り込む結果となった。全体では前年同期比103.5(%)、生産量313.999㎘の伸びを記録し、2008年以降、毎年、記録を更新。2016年は過去最高の生産量となった。豆乳(無調整)や調製豆乳等の拡大は、料理への豆乳の利用率が継続的に高まり続けていること、継続的にかつ習慣的に豆乳を愛飲している人が増加していること、和食志向の高まりや植物性たんぱく質への興味・関心が高まったことが要因であると考えられる。