<コンビニ創業戦記・鈴木貞夫言行録(第27回)>

      2019/05/21  

第5章「ソフトブレーン・フィールド時代」(その8)

第2節「SBF社時代」⑧

「新年を迎えて」

このところ2016年から2017年にかけて、世界大乱の時代が来ている予感がする。

混迷と混乱の中心は、欧州・米国・中東、東アジアなど、そして日本もその中にある。

最近の世界情勢は、きな臭いニュースに満ちているからだ。

世界のいたる所で対立と紛争が多発し、分裂と分断の動きは一向に止まない。

人間に巣くう罪悪や業の深さばかりを感じさせ、人間には成長はありうるのかと疑念さえ抱かせる。

このままでは、人類滅亡と地球の破壊に至るかと絶望させられる。

「グローバル勝者」と「グローバル敗者」の対立が深まり、多文化共同社会の分断が進む。

国家の結束を揺るがす深刻な格差や貧困への人々の不満のマグマが、各国で噴き出しているように見える。

その意味で、迎えた2017年は、後世から見て、一つの転換期の始まりとして、歴史に残る年になるのかもしれない。

その反面に、経済的な意味では、グローバル「金融資本主義」の行き過ぎに対する反動が強まり、「公益資本主義」への動きが、本格化し始めそうな予感がある。

政治的な意味では、民主主義の在り方に対する原点回帰と深化の動きが強まる予感がある。

そして社会的な意味では、人工知能=AI技術の急速な進化により、人間生活の基本パーターンが、労働中心・経済的価値中心から精神的・文化的価値中心へと、大きく舵を切る時代が開かれ始めるかもしれないという予感がある。

これは楽観過ぎる予感であろうか。人類と地球の未来にとって、一筋の希望の光であることを祈りたい。

次項に、今年の第1四半期における朝令スピーチを紹介したい。

「朝令スピーチ事例集」⑦

――2017・1・4ーー

全国の皆さん。明けましておめでとうございます。

今年初のハイタッチをおくります。

素晴らしい好天に恵まれて、良いお正月を迎えられたことと思います。 

さて、迎えた2017年、平成29年は「酉年」です。

それも60年に1度の「かのと酉」で、「革命の年」に当たると云います。

昨年来、アメリカ、イギリスを初め、欧州、中東など世界中で、政治的な大きな変化が起きています。

今年は、更なる国際秩序の大激変が予想されます。

今朝、山王日枝神宮にお参りしてきましたが、いつもの朝と違い、黒塗りの車が列を作り、お偉いさん達が大勢きていました。

恐らくは「不透明な明日」への覚悟と決意を秘めてのお参りだと推測いたします。

いつも申し上げておりますが、大変革期にあって大切なことは、

1・「常に原点に立ち返る事」、

2・「常に基本に忠実であること」、

3・「常に歴史に学ぶこと」だと思います。重ねて再確認したいと思います。

昨日一昨日は、伝統の箱根駅伝で、熱戦が繰り広げられましたが、青山学院が終始優位に立ち、見事に3連覇を成し遂げました。

是非ともあやかりたいですね。

新春の発句は

『元日や 旭に映える 冨嶽かな』

『七人の 孫来て 新春 家族会』

『箱根路の 駅伝見つつ おとそ酌む』

新しい年の仕事始めということで、今日だけは、酉年にちなみ「トキの声」を上げたいと思います。ご唱和ください。

「今年もやるぞ !エイエイオー!」

――2017・1・11――

今日は「鏡開きの日」。一家円満を祈り、お汁粉などでお餅を食べる日。

「蔵開きの日」。商売繁盛を祈る日。

「塩の日」。敵に塩を贈る諺になった、上杉謙信が武田信玄に塩を贈った故事に由来する日。

さて今日は、『こだわる品質!やりきる結果!誇りの持てるSBF!』と云う今年のSBFスローガンについて、私の考えをお話したいと思います。

これは三段論法で出来ており、この肝は、最初の「こだわる品質」にあると思います。

提供するサービス商品の品質を向上し続ければ、必ず良い結果をもたらし、SBFが強い会社に育ち、私たち従業員の自信と誇りも自ずから生まれるということです。

そこで、<「こだわる品質」のモデルケースとして、『7分間にこころをつくす新幹線清掃』>という毎日新聞の記事の要点を紹介したいと思います。

≪ 多数の新幹線が発着する東京駅で、発車までの僅かな時間に行われる社内清掃の巧みな仕事ぶりは、世界中からも注目されており、企業や大学からも視察も絶えない。

混みあう年末年始も、清掃担当者は、いつもと変わらず仕事を続け、発車を見送る。

「JR東日本テクノハート」が担当する東北、北陸、上越新幹線は、東京駅ホームが4本。

1日約170本の列車を受け持つ。列車一本当たりの清掃時間は7分しかない。

到着から折り返し発車までの時間は、最短12分、乗客の乗降に約5分掛かるためだ。

清掃チームは22名、忘れ物を確認しつつ、大きなゴミを拾い、座席の向きを反転させ、テーブルや窓をクロスで拭く。濡れた座席が無いかを確認、床を掃き、社内誌の位置も整える。1座席に掛ける時間は僅か数秒。この間にトイレや洗面台も掃除する。

清掃後は、列車の前に並んで、乗客に一礼し、次の列車に向かうのだ。

メンバーのモツト―は「限られた時間内で満足してもらえる品質にまで車内を仕上げるのが、私たちのおもてなしです」という。 

海外メデイアで「七分間の奇跡」と紹介されて有名になりました。

次回もこれに関連したお話をしたいと思います。

今日の発句は

『中天に 初寒月の 神々し』

『冬うらら 初梅咲きし ニュースかな』

『遥けくも 成人の日の 遠かりき』

本年初の「ア・イ・ウ・べ」体操で、元気に行こう!

――2017・1・17――

今日は何と云っても、「阪神淡路大震災」から22年目。

「震災とボランティアの日」。

1995年は、「ボランティア元年」ともいわれます。

私個人にとっても、人生の忘れえぬ十大記憶の一つです。

さて今日は、創業以来、48年連続増収増益を実現した会社のお話を紹介します。

それは長野県の伊那食品工業という会社です。

創業者の塚越博会長(80歳)は、高校中退、家業の寒天製造を企業化し、現在年商200億円ほどですが、48年連続増収増益を実現。

日本のシェア―は約80%、世界シェア―は約15%の企業に成長させ、注目企業となり、トヨタ初め一流有名企業が毎年、見学に訪れるといいます。

塚越会長の語る経営哲学のエッセンスを紹介すると、

1・年輪経営を志せば、企業は永続する

――大木の年輪のように毎年、着実に成長する経営

2・社員が幸せになる会社を作る

  ――会社は家庭、社員は家族、リストラなしの経営

3・今出来る小さなことから始める

  ――開発型経営、種蒔き経営

4・経営者は教育者たれ

  ――教師、校長として一人一人を磨く経営

塚越会長は、【会社の方針や情報を全員で共有し、地域で一番高い給料を出し、社員の不幸や災害等にも家族のように対応、普段から社員交流の機会を多く持ち、明るく和やかな社風を築く努力を積み重ねてきて、今日がある】、と語っています。

人を大事にすることこそ、企業発展の基であると共感すると共に、我がSBFも同じ道を目指していると感じています。

今日の発句は

『小正月 初満月を 仰ぎ見る』

『大雪や センター試験 身ぶるいす』

『寒月も 語らず凍る 阪神忌』

『寒雀 生き延びたるや 阪神忌』 

『ア・イ・ウ・べ』体操で、寒さを吹き飛ばそう!

――2017・1・24――

全国の皆さん、心のハイタッチを送ります。

この冬一番の寒さが続いています。今日は、「学校給食の日」(1946年)

世界では「ボーイスカウトの日」(1908)、

アメリカでは「ゴールドラッシュの日」(1848年)。

さて、いよいよトランプ大統領が本格始動しました。

就任演説は選挙中に主張した内容と基本的に同じでした。

『アメリカ・ファースト』を強調し、大規模投資による国内雇用増加と、保護主義による米国産業の復活です。

そして、「アメリカはこの数十年間、米国の産業を犠牲にして他国の産業を潤わせてきた気前よく他国を支援し続けたことが米国の荒廃を招いた」と主張しています。

世界平和や人類の共存と云う、従来アメリカが掲げてきた高い理念には、全く触れていません。

米国は国際社会において「最大多数の最大幸福を追求せず、自国の実利だけを追求する」、と宣言したともいえます。

これからの世界政治と経済にとって、大きな波乱要因となることは疑いないと思います。

問題は、このトランプ大統領の方針を具体化し実行するのは、政権を担当する閣僚です。

今回の選任された閣僚には、「三つのG」と云う特徴があると云われています。

一つは、ゼネラルのG,三人の鷹派の将軍たち

二つは、ゴールドマン・サックスのG,三人の金融界の成功者たち

三つは、ガジリオネイア―のG、三人の超億万長者たち

いずれも、右寄りの自分の意見を持つ人たちで、イエスマンではないといわれます。

この人たちが、トランプを支持したプア―・ホワイト達を満足させられるのか疑問です。

米国大統領には、就任後「100日ハネムーン」といわれる、穏やかな期間があるものですが、今回はスタート直後から、米国は勿論、世界各地で大規模な「反トランプデモ」が続いて波乱の幕開けです。

私たちも、日々の役割をしつかり果たしながら、世界情勢を注視していきましょう。

今日の発句は、

『大寒や トランプゲームの 始まる日』

『氷点下 ブルブル震える 就任式』

『初場所や 稀勢初Vで ポカポカに』

『凍天に 弦月淡く 息白し』

今日も、<ア・イ・ウ・べ>体操で、寒さを吹き飛ばそう!

――2017・2・1-- 

先ずは、坂本由美子さん、石井麻美さん、ご入社おめでとうございます。

全社員で、熱烈歓迎いたします。当社は今大躍進の時を迎えています。

共々に、力を合わせて成長していきましょう。期待しています。

また、昇格された皆さん、心からお祝いを申し上げます。益々の活躍をお祈りします。

2月1日は、「テレビ放送開始記念日」、1953年(昭和28年)NHK東京で放送開始。

また、「プロ野球キャンプインの日」です。門出の日です。 

さて、トランプ旋風が吹き荒れて、世界中で反発と混乱が巻き起こっています。

21世紀のこれからは、個人や集団の多様性こそが、新たな価値や競争力の源泉となる時代であり、トランプ大統領の排外政策は、極めて時代錯誤、必ずや反動があると確信します。この動乱の時代をどう生き抜くか。

そこで、毎日新聞の先週の日曜版コラムに作家・作詞家・小川糸さんが強く共感したという「ラトビアの十訓」の投稿が出ていましたので、ご紹介します。

バルト3国は、時代の荒波に翻弄され、試練の歴史を重ねた国々です。

その一つ・ラトビアに、「朗らかに、清く、正しく、生きていく人生の指針」が古くから現在まで、言い伝えられている10訓です。 

<ラトビアの十則>

1・常に正しい行いをしましょう

2・隣の人と仲良くしましょう

3・自らの知識や能力を、社会のために差し出しましょう

4・まじめに楽しく働きましょう

5・それぞれの役割を果たしましょう

6・向上心を忘れずに、自らを洗練させましょう

7・家族や隣人、故郷、自然など、衣食住のすべてに感謝しましょう

8・どんな状況に陥っても、朗らかに、明るく、受けましょう

9・ケチケチせずに、気前よく振る舞いましょう

10・相手の立場にたって、寄り添いながら、生きて行きましょう

太陽、大地、木や水など、森羅万象、さまざまな自然の神々が宿る、との自然崇拝の考えであり、日本人の伝統的な心にも通じるものがあると感じました。

これら10の教えを、バランスを取りながら、生きることが大切だと思います。

今週も「ア・イ・ウ・べ」体操で、明るく、元気に行こう!

――2017・2・7――

立春を過ぎて、日射しは春めいてきましたが、まだまだ寒い北風が吹くこのごろです。

インフルエンザに花粉症が流行しています。お互いに、気を付けましょう。

今日は、「北方領土の日」。

162年前の安政元年、時の江戸幕府が日露和親条約を締結、北方四島ガ日本領であると明記されたことを記念。

「長野オリンピックメモリアルデ―」。

19年前、平成10年、長野オリンピックの開会式が行われた事を記念。

さてこのところ、トランプ旋風の荒々しさと小池都知事の活躍に目を奪われて、今、日本国会で審議されている非常に大切な法案のことが、余り注目されていないのではないかと心配になります。

それは、新たに《共謀罪》を追加するという「組織犯罪処理法改正案」のことです。

「内乱陰謀罪」や「私戦陰謀罪」など企むだけで罪せられるテロ関連法案は、既に制定されているにも関わらず、新たに共謀罪を設ける必要はないと追求を受けています。

共謀罪は「犯罪の実行に向けた具体的な準備行為の存在」が要件になるとのことですが、取り締まり当局にとって都合のよい幅広い解釈が可能な余地があり、社会運動や、市民運動などが対象に成る危険性があります。

戦前の悪評高い《治安維持法》の暗い歴史を想起させる、と指摘されています。

安倍首相は、「この法律が成立しないと東京オリンピックが開けない」と、主張していますが、テロ対応は現行法で十分だとの見解も出されています。

担当する田中法務大臣の答弁が、しどろもどろで不安と不信を増大させているようです。

一般市民が巻き込まれる恐れのある法律改正については、私たちも、十分に注視していく事が必要だと思います。 

今日の発句は

『春暁や 紅く染まれる 冨嶽見ゆ』

『梅林の 紅白の花 見頃なり』

『小春日や 昼のカラオケ 盛り上がる』

『冬温くし 昼の居酒屋 混み合いて』

『ア・イ・ウ・べ』体操で、元気に行こう!

――2017・2・14-- 

先ずは山中陽介さんご入社おめでとうございます。ご活躍を期待しています。

まだ寒い北風が時折吹きますが、日射しは確実に延びて、良く見渡せば、木々や草花にも春の気配を感じるころです。

今日は、世界中で「バレンタインデー」。日本では「義理チョコの日」です。

さて、安倍・トランプ会談も、予想以上に順調に行われ、一安心のように見えますが、

これからが要注意との見方もありますので、じっくりと注視したいと思います。

今日は、安倍首相が本国会の施政方針演説で示した中心政策の一つ「働き方改革について」。

「働き方改革」は、現在の日本の課題である「少子高齢化」・「人口減少・労働力減少」と「貧困格差の連鎖」を解決して、日本社会の安定を取り戻すためを目的にするものであり、

1・「長時間労働の是正」により、先進35カ国中19位の低い労働生産性を向上させる。

2・「子育て支援」により、低い出生率を、現在の1・5から1・8に向上させる

3・「教育支援」により、子供の貧困と親子間連鎖を減らすという、の三つの政策で構成されています。

私たちもこの動きにもつと関心を持ちたいと思います。

これに関連して、毎日新聞デジタル版に、「残業ゼロ施策で成功した企業」の記事がでていましたので紹介します。

この企業は、ほぼ全員が午後5時に退社しながら、設立から10年連続増収を達成。

秘訣は、「システム化やアウトソーシング化で業務量を減らし、自社の専門分野に集中」

「社内資料は作りこまず、会議は30分ですます」、「社内メールは簡素化し、社内スケジュールは勝手に入れる」、

「担当部署が明確でない仕事はプロジェクト化で対応」、

「重大な問題の事前把握のために企画段階のヒアリングを徹底化」など、短い時間で仕事に集中し易い環境を整える事で業績が伸び残業ゼロで連続増収を両立させています。

今朝の新聞に、「サラリーマン川柳コンクール」の優秀作が発表されていました。

その中で三つ紹介します。

「『ノ―残業 居なくなるのは 上司だけ』

『効率化 提案するため また残業』

『会議する 準備のために 又残業』

私の今日の発句は

『白梅を ギャラリーにして ゴルフする』

『春暁の 西空にあり 丸い月』

「ア・イ・ウ・べ」体操で、元気に行こう!

――2017・2.21――

今日は「新聞発刊の日」。

145年前、現毎日新聞の前身が、日本で日刊新聞を始めて発刊した日を記念。

北風がまだ強いが、日射しは確実に春。梅、桃に加えて、早咲き桜の便りも。

さてこのところ、世界的な名門企業・東芝が、アメリカ原子力企業・WHの買収失敗で大赤字を計上し、事実上の解体危機に頻しており、歴代の経営陣の判断ミスが大問題に。

そこで今日は、毎日新聞2・15日号のコラム『水説』に掲載された中村秀明論説委員の『失敗は成功のもと』という記事を紹介します。

《 イギリスの音楽業界に「史上最大の判断ミス」と語り継がれる事件がある。

レコード会社の新人発掘責任者・ディツク・ロウは、1962年、売り出し前のビートルズのテスト演奏を聴いたが、「ギター中心の4人組なんて時代遅れ」と不採用にした。

ところがしばらくして、ビートルズは別の小さな会社に認められて、1963年以降、

世界的に大旋風を巻き起こすことになる。

ロウは名誉挽回のため、ビートルズに対抗できるバンドを必死で探しまわり、見つけたのが「ローリング・ストーン」。

これを紹介したのは、時代遅れの烙印を押されたビートルズの一員・ジョージ・ハリスン。

ローリング・ストーンは、現在も現役で大活躍,ロウは、世紀の失敗を十分にカバーした。

しかしそういう例は、意外に少なく、失敗を認めず、責任の所在を明らかにせず、誰も責任を負わず、結局、傷口を広げて致命傷となる「失敗が失敗を呼ぶ」ケースが多い。

東芝のケースがそれではないか。

MBAで有名な米ハーバード経営大学院では、「失敗を成功につなげる方法」を重要な研究課題としているが、次の点を挙げているという。

1・組織が最終的に成功を得るには、社員が安心して失敗を認め、報告出来る環境が必要。

2・失敗を他人のせいにせず、その責任を負える人が、失敗から学ぶ可能性が高いこと。

3・失敗を外部環境のせいにしない企業文化を持っていること。

4・外部の誰かの力を上手に借りる事が出来ること。 》

是非とも、参考にしたいと思います。

今日の発句は

『春一番 暗殺・火災 花粉舞う』

『春嵐 名門企業の 成れの果て』

今日も『ア・イ・ウ・べ』体操で、爽やかにいこう!

――2017・3・1――

全国支店の皆さん!弥生3月、第一4半期の締めくくりです。「心のハイタッチ」を!

今日は、韓国の「3・1節」の日。

98年前の1919年(大正8年)の今日、第1次大戦後ウイルソン米国大統領が提唱した「民族自決の原則」を旗印に、大々的な独立運動ガ起きたことを記念。

日本では「マヨネーズの日」。

82年前の1925年(大正14年)、88年前、QPが日本で始めマヨネーズを製造発売。

さて今日は<「味の素」の働き方改革に学ぶ>を紹介します。

食品メーカー『味の素』は、昨年、2020年度に所定労働時間を1日7時間に短縮する方針を掲げました。

今年4月から所定労働時間を1日7時間15分とし、限定していたテレワークを全社員に拡充します。

日本に駐在する外国人社員の「何故終業時刻なのに帰らないのか」と云う素朴な疑問に対して、西井社長が自らの海外駐在時代の経験をいかして改革を主導しています。

「海外では定時に帰宅して家族と夕食を取り、必要なら、その後、自宅で仕事をする。

グローバル基準は1日7時間労働である。これで初めて性別や国籍の差が無く働ける」と強調し、強力なトップダウンで取り組んでいます。

《これから求められるのは、世の中にアンテナを張り、色々な目線で自律的に仕事が出来る人材であり、世界で活躍出来る、教養ある優秀な人材創りの育成プログラムに取り組む。

経営マネジメントには、知力、体力に加え、パッション、エネルギー、行動力が必要だ。

世界で渡り合える日本人リーダーを育てるには、若いうちから責任あるポジションで、困難なハードルを経験することが必要である。

多様な価値観を受け入れ、様々な考え方を持った人間が、それぞれ持てる力を発揮出来る環境を用意する事が企業の役割である。

海外を意識することで、日本企業の働き方も変わる。》との考えです。

私たちも、いつも強調している「三つの大切」を活かして、「SBFの働き方改革」を、自分たちの手で真剣に考えて行きましょう。

今日の発句は

『南風吹けば 四温の空の 不穏なり』

『いさかいを 諌める如き 春嵐』

『余寒なお 厳しき朝や 二月尽』

『枯れ枝に 蕾膨らみ 弥生来ぬ』

今月も、『ア・イ・ウ・べ』体操で元気に行こう!

――2017・3・7――

今日は『消防の日』1948年警察管轄から、消防庁が独立した日を記念。

冬から春への季節変動で、寒暖の入れ替わりが激しいころです。

相変わらず、色々なことが次々と起きて、毎日のように世間を騒がせています。

三つだけ上げると

1・北朝鮮の暗殺問題とミサイル発射問題

2・大坂豊中での、森友学園への国有地不当払い下げ問題

3・築地市場の豊洲移転に関する責任問題

いずれにも共通するのは、国や組織の指導者の立場にある人間の「思考と判断と行動」、

即ち、「リーダーの在り方」に関係している点です。

毎日新聞の論壇に、京都大学の山極寿一総長が、『ボスとリーダーの違い』という

テーマで投稿されていましたので紹介します。要約すると、

《 長年、霊長類の研究に携わってきて、判明しているのは、同じ霊長類でも、「日本ザル」と「ゴリラ」のトップは、性格が異なる。

「日本ザル」のトップは、「ボス型」である。

常に自分の力を誇示することで、立場を保つことに努める。

集団同士の喧嘩では、若いオスが全面に出て闘い、ボスは後ろに控える。

これに対し、「ゴリラ」のトップは、「リーダー型」である。

存在感や振る舞いで周囲に頼られ、メスや子供たちから承認されている。

集団同士の喧嘩では、リーダーが一番前に出て、ドラミングで敵を威圧し、皆を守る。

「人間社会でも、頼られるのは、威張らず、周囲に安心感を与え、いざと云う時には最前線に立つ責任感のある人であろう。」 》、と述べていました。

日本のトップリーダーたちに、読ませたい記事でした。

私たちも是非参考にしたいと思い、紹介しました。

今日の発句

『国喰らう 輩許さじ 雛祭り』

『青き空 梅の香匂う ゴルフ場』

『良く見れば それぞれの味 梅の花』

『ア・イ・ウ・べ』体操で、花粉を吹き飛ばせ!

――2017・3・13――

全国支店のみなさん、心のハイタッチを送ります。

生憎の春の雨です。もうすぐ桜開花宣言の日が近いですね。

サムライジャパンが、頑張って、強敵に四連勝、世界一奪還を期待しましょう。

今日は、「新撰組の日」。語呂合わせで、「サンドイッチの日」。

今「働き方改革」が政府の音頭で、経営・労働側を含めて進められています。

人口減少や少子高齢化による労働人口の減少等の社会変化に伴い、従来の働き方の延長では対応できないからです。

その課題を解決するために、アメリカで考え出された『ライフハツク』の考え方が、

いま、」注目されています。

『ライフハック』とは、仕事の質や効率、生産性を上げるための工夫や取り組みの事。

幾つもの果たすべきタスクを可視化して、優先順位を付けて実行することで、不安やストレスを減らし、生活を豊かにしていく技術です。

手順は五つのステップ、

1・自分が持つタスクをすべて書き出す。(=把握)

2・行動が必要かどうかを仕分ける。(=優先順位の見極め)

3・支分けたものを適切に行動リスト化する。(=整理)

4・行動リストを定期的に更新する。(=更新)

5・行動リストから選択して実行する。(=選択)

『ライフハツク』は、限りある自分の時間を充実したものにするために、

自分をマネジメントして、日々の生活をより豊かにする仕事術・生活術の手法といえます。

一人一人が、是非参考にしたいと思います。

今日の発句は

『鬼も哭く 72年忌 大空襲 』

『春遠し 鬼哭楸楸 震災忌』

『柔らかく 木の芽を濡らす 春の雨』

『義理チョコの お返しをする ホワイトデー』

『ア・イ・ウ・べ』体操で、元気に行こう!

 ―2017・3・22――

支店・分室の皆さん。心のハイタッチを送ります。

今日は冷たい北風が吹いていますが、東京は桜の開花宣言も出て、楽しい花見会が待ち遠しいですね。

春は色々な花が咲き乱れる、百花繚乱の季節です。

どの花もみんなそれぞれの美しさと持ち味があり、それは人間にも通じるものです。

さて、日本の伝統芸能の創始者・世阿弥の「花伝書」に、人間の魅力を花に譬えて、「時分の花」と「誠の花」と云う言葉があります。

「時分の花」とは、若さ故の美しさで、時と共に色褪せ散ってゆく美しさのこと。

「誠の花」とは、弛まず己を磨いて、心を練り、心を鍛える人は、時と共に美しさが増していくとの意味です。

今世界中で、様々な争いや紛争などが続き、試練の時にありますが、大変な時ほど、明るく、楽しく、前向きに前進することが大切です。

試練にぶつかった時ほど、自分がより強く、逞しく成長できるチャンスと捉えて、チャレンジしていきましょう。

今日の発句は

『球春や 目指せサムライ 世界一』

『春の陽に 調子の戻る ゴルフかな』

『名も知らぬ 鳥の囀る ゴルフ場』

『老木に 先駆けて咲く 若桜』

今日も、「ア・イ。ウ・べ」体操で、明るく行こう!

 

鈴木貞夫年譜・2017年第1四半期」

1月度

 4日・出社

   ・年始朝令

 6日・出社

   ・JFA年賀会(ザ・プリンスタワーH)

10日・フードボイス会(学士会館)

11日・出社

   ・幹部会議

12日・第131回SCゴルフ会(千葉CC川間C)

13日・出社

17日・出社

   ・幹部会議

19日・出社

   ・取締役会

22日・京都近鉄社友会(メルパルク京都)

24日・出社

   ・幹部会議

27日・出社

   ・幹部新年会

30日・取締役会

31日・出社

2月度

 1日・出社

   ・全体朝令

 7日・出社

   ・幹部会議

 9日・第132回SCゴルフ会(千葉CC川間C)

10日・出社

14日・出社

   ・幹部会議

17日・出社

21日・出社

   ・幹部会議

24日・出社

28日・出社

   ・取締役会

3月度

1日・出社

  ・全体朝令

  ・幹部会議

3日・取締役会

5日・第33回ローソンFCSカップゴルフ会(紫CCあやめc)

 7日・出社

   ・幹部会議

10日・出社

14日・出社

   ・幹部会議

   ・フードボイス協議会

15日・出社

   ・取締役会

   ・株主総会

16日・第133回SCゴルフ会(千葉CC川間C)

22日・出社

   ・幹部会議

24日・出社

28日・出社

   ・幹部会議

30日・出社

以下次号は『鈴木貞夫・言行録」(第28回)に続く。

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