<コンビニ創業戦記「鈴木貞夫言行録」(第29回)>

      2018/01/04  

第5章「ソフトブレーンフィールド時代」(その10)

『朝令スピーチ事例集』⑨-- -2017年下期(第3四半期)

<7月>

ーー2017・7・4--

全国のみなさんお早うございます。心のハイタッチを送ります。
今年初めての台風上陸予定。台風3号が接近中で、今週は大荒れです。
今日は、『アメリカ独立記念日』。
1776年の本日、「アメリカ独立宣言」が公布され、アメリカ合衆国が誕生した日です。
231年後の現在、米国のトランプ大統領は、その時の「高邁な哲学と理念・アメリカの初心・原点」について、
どう思っているのでしょうか。大いに気になるところです。
さて7月2日の東京都議選は、小池都知事を支持する会派が大躍進し、自民党は歴史的大敗北をきっしました。
自民党の大敗には、共謀法案等の強引な採決手法、森友・加計問題等に見られる権力の私物化の疑い、相次いだ閣僚や政権幹部等の失言や暴言など、要約すれば、安倍政権の傲慢さや慢心の振る舞いに対する、都民の怒りが集中したことにあると思います。
実は、それを象徴する出来事が、小池都知事当選当初から暗示されていました。
皆さんも覚えておられると思いますが、昨年夏、小池都知事が、自民党推薦の増田候補を大差で破り当選した直後、都議会各党派へ挨拶に回った際、都議会自民党は、幹部不在と称して挨拶に応じなかったばかりか、自民選出の都議会議長は、握手と写真撮影も拒否する様子をテレビの前に晒しました。
余りにも常識外れの傲慢無礼な態度であり、自民党の礼儀作法を弁えない姿勢に、既に自ら墓穴を掘っていたのです。
この事が小池シンパの心に火をつけたといいます。
人に対してどう接するかは、社会に生きて行くための大切な基本的な振る舞いです。
日頃の挨拶・応対が非常に大切なのです。
「挨拶・応対の欠如と失敗」は、人と組織の運命を変える程の大きな影響があります。
気をつけたいと思います。
今日の発句は
『都議選は 積年の濁り 一掃す』
『蒸し暑さ 連れて台風 接近す』
『猛暑日や 電車の冷房 冷え過ぎる』
『今年早や アカシア並木 花が散る』

今週も『ア・イ・ウ・べ』体操で 、元気に行こう!

ーー2017・7・11--

全国の皆さん,お早うございます。心のハイタッチを送ります。
関東は猛暑続きですが、特に九州のみなさんは、このところの暴れ梅雨災害で大変ですね。
クライアントさん、キャストさんにも、心からお見舞い申し上げます。
本日、7月11日は、「真珠の日」。
126年前の1893年の今日、真珠王と云われる御木本幸吉が、世界で初めて真珠の養殖に成功した日です。
また、語呂合わせで「セブンイレブンの日」。
全国全店で、お店の周りを清掃する日にしています。
さて今日は、毎日新聞コラムに、田中優子・法政大学総長が、「法政大学・ダイバーシテイ宣言」について書いておられましたので紹介します。
その内容は、
「性別、年齢、国籍、人種、民族、文化、宗教、障害、性的マイノリティであることなどを理由として差別しないこと。
そして、これらの相違を、お互いに、個性として尊重すること。」というものです。
ダイバーシテイ宣言を出した理由は、
「学生たちが卒業していく世の中は、ますます世界規模で多様な社会になっており、大学は、異なる価値観に耳を傾けて、理解し、自らを説明する能力を育てる場所でなければならない。
日本社会はまだまだ、『普通』以外のありかたを差別しがちである。
いかなる差別も、人と世界を闇に追いやるからだ」、と述べています。
もって心に銘したい、と思います。
今日の発句は
『九州の 野山悲しき 暴れ梅雨』
『10数本 ゴ―ヤ揺れいる 暑さかな』
『曙や ゴーヤ簾に かかる月』
『猛暑日や アカシアの花 薄みどり』

今週も『ア・イ・ウ・べ』体操で、爽やかに行こう!

ーー2017・7・19--

全国の皆さん、おはようございます。心のハイタッチを送ります。
下期方針会及び横浜探索ツアー、有難うございました。
関東はようやく、今日か明日、梅雨明けのようです。
今年は早くから暑い日が続きますが、これからが夏の本番です。夏バテに注意しましょう。
今日は『女性大臣の日』と『戦後民主主義の日』
53年前、昭和35年、池田内閣の時、中山マサ女史が女性大臣第1号厚生大臣に就任。
「戦後民主主義の日」は、68年前、昭和24年、映画「青い山脈」上映を記念。
さて長寿現役の活躍で有名な日野原重明さんが、17日に105歳で亡くなられました。
日野原さんは、1911年(大正元年)生まれ、戦前、戦中、戦後の日本の厳しい激動期を生き抜いて、見事な大往生の人生を送られた大先達です。
私も自らの人生のモデルとして尊敬していましたので、残念に思います。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
百歳長寿者のことを「センテナリアン」と呼びますが、現在6万人を超えるといいます。
今後はさらに増え、30年後には、50万人を超えると予想されています。
此処にいる皆さん全員が、その候補ですね。
個人の寿命は計りしれませんが、一度しかない人生ですから、できれば「センテナリアン」の仲間入りをしたいものだと思います。
ただし、唯「長生きすればよい」というものでもないと思います。
日野原さんのように、「大志に生きる」ことが必要と思います。
私は、75歳になった時、残りの人生に「七つの誓願」を立て、毎日祈念しています。
一つは、世界の平和と人類の共存に役に立つ事をしたい
二つは、そのために、日本が世界の中心的役割を果たせるように役立ちたい
三つは、最後の職場として縁を頂いた「SBF社が良い企業」として成長し、共に働く
社員の皆さんの幸せが増進出来るようにお手伝いしたい、ということです。
残りの四つは、個人的誓願ですから省きます。
皆さんもぜひ、心の中に『大志』を抱いてください
今日の発句は、
『浜風や 炎暑の中の レンガ街』
『海の日や 那須連山を 仰ぎ見る』
『海の日の 那須高原に 人の群れ』
『梅雨明けの アカシア並木 花が散る』

『ア・イ・ウ・べ』体操で元気に行こう!

ーー2017・7・25--

全国の皆さん お早うございます。心のハイタッチをおくります。
大暑を過ぎて、1年で一番暑い時期ですね。くれぐれも夏バテにご注意ください。
さて今年の夏場所は横綱白鵬が、歴代の連勝記録を更新して史上最高記録・1050勝を
達成すると共に、栄えある39回目の優勝を成し遂げました。共に大記録です。
新1位・白鵬・――――1050勝219敗―――97場所目(16年間)勝率73%
旧1位・魁皇―――――1047勝700敗―-139場所目(24年間) “60%
3位・千代の富士――1045勝437敗               “70%
4位・大潮――――――964勝929敗               “51%
5位・北の湖―――――951勝350敗               “73%
白鵬は、2000年12月15歳で入門、翌年01年、序の口での初勝利を皮きりに、
06年大関、07年夏場所、晴れて第69代横綱となる。
白鵬は横綱在位60場所、横綱勝率・88%、優勝39回、全勝優勝13回・年間最多勝9回も、いずれも歴代1位。
横綱連勝記録も、伝説の名横綱・双葉山に並ぶ63連勝を、唯一人達成している。
数年前の八百長問題などで相撲界人気がどん底に陥った中でも、一人横綱で体を張り,大相撲を守り抜いた。
白鵬は、入門当時、身長175センチ、体重70キロに満たぬ細身で、初めは引き取り手が見つからず苦労し、ようやく境川親方に入門を許されたという。
そんな少年が、大横綱になるとは誰も予想しなかったという。
若いころから稽古熱心で、休みの日でも一人で稽古場に下り、「しこ」や「すり足」など基本動作を繰り返したという。自分に勝つ小さい地道な努力が大記録の支えになった。
『白鵬の信条』
1・3年先の稽古に徹す=(コツコツと努力を重ねると、その先には大きな成果が待つ)。
2・行き過ぎず、引き過ぎず
『白鵬の目標』
1・2020年東京5輪まで、横綱を張る
2・「銀座に自分の部屋を持つこと」
世界中の人に日本の相撲を知ってもらいたいからである。日本国籍を希望しているという。
学ぶべきことの多い大横綱だと思います。

今日の発句は一句のみ、
『白鵬が はるかを目指す 大暑かな』

今週も「ア・イ・ウ・べ」体操で、夏バテを吹き飛ばそう!

 <8月>

ーー2017・8・1--

全国の皆さん 、お早うございます。心のハイタッチを送ります。
今日、8月1日は『観光の日』です。1965年(昭和40年)制定。
また、『水の日』。1977年(昭和52年)制定。
このところ世界情勢は混沌としていますが、日本の政治状況も相変わらず、混迷が続いています。
安倍政権の『一強体制』が揺らいで、与党自民党の中からも色々な声が出始めているようです。私は、毎日曜日朝6時から、6チャンネルの「時事放談」を楽しみに見ております。
毎回、与党と野党を代表する二人の政治家が、御厨貴氏の司会で、その時々の時事問題について、それぞれの考え方を述べあうもので、非常に勉強になる番組です。
その中で今日は、二人の自民党議員の安倍首相への提言を紹介したいと思います。
「村上誠一郎衆議院議員の3つの提案」
(元行革相・村上水軍の末裔・保守本流を自認)
1・周りに諫言の士を置け
2・人材は適材適所に行え
3・帝王学を学べ
「鴨下一郎衆議院議員の3つの提案」.
(石破派、元厚生相、医師)
1・病因を究明せよ
2・納得の説明を
3・適切な治療を
この言葉は、政治に限らず、組織のリーダーたるものの忘れてはならない指針です。
今日の発句は
『梅雨冷えの 戻りし如き 暑中かな』
『夏霧や 高層マンション 霞けり』
『酔いどれや、台風5号 迷走す』
『公園の ヒャクニチソウは 花盛り』

今週も『ア・イ・ウ・エ』体操で元気に行こう!

ーー2017・8・8--

全国の皆さん、お早うございます。心のハイタッチを送ります。
九州、中四国、関西、東海と、台風五号が荒れ狂い、大変でしたね。
被害に遭われた方々に心から、お見舞い申し上げます。
さて、今日は、嬉しいニュースを二つ、
六日・広島、そして明日九日・長崎と原爆投下記念式典が続きます。
今年は、人類の悲願である核兵器廃絶について、大きな出来事がありました。
ひと月前の7月7日、NYの国連総会において「核兵器禁止条約」が120ケ国以上の賛同を受けて採択されたことです。
核兵器の使用や、開発、実験、製造、保有、移転、そして使用の威嚇、等を禁止した人類史上初めての国際条約です。
この歴史的条約が成立した背景には、長い時間をかけて廃絶運動を続けてきた日本の被爆者団体やそれに賛同した世界の市民団体、NGOなどの粘り強い地道な努力の積み重ねが実ったことにあります。
その証拠にこの条約には、「被爆者の受け入れがたい苦しみと被害に留意する」との言葉が2度も記されていると云います。
この条約に、米・英・仏・ロ・中・インド・パキスタン・イスラエルなど「核保有国」及び、その核の笠の下にある国々は反対しました。
残念なことは、世界で唯一の被爆国である日本政府も反対したことです。
そのなかで心休まることは、この条約実現を推進した国連事務次長・中満泉(53歳)さんの大活躍があったといわれます。
さまざまな意味で画期的な条約です。
地球上から核兵器廃絶を実現するには、まだ遠い道のりがあると思われますが、一筋の大きな灯がともされたことは間違いないと思います。
一人一人の力は小さくとも、みんなで声と力をあわせれば、世界を変える一歩となる事を確信します。
もう一つ、ゴルフの松山選手25歳が、全米選手権で見事な逆転優勝をとげ、暫定全米ツアー一位となったことです。
今年全米ツアー三勝目、通算五勝目の快挙。若い力に期待が高まります。
今日の発句は
『広島の 命の花や 夾竹桃』
『立秋や 迷走台風 荒れ狂い』

今週も『ア・イ・ウ・べ』体操で、勝ち抜こう!

ーー2017・8・15--

全国のみなさん、お早うございます。心のハイタッチを送ります。
生憎の天候不順ですが、お盆休みはいかがですか。
さて今日は、云わずと知れた戦後72年目の『終戦記念日』です。
全国民で、平和を祈念する日であり、政府主催の全国戦没者追悼式典が開催されます。
所を変えれば、韓国では、日本植民地支配からの解放された祈念日、『光復節』。
インドでは、イギリスからの『独立記念日」』、イギリスでは「対日戦勝記念日」です。
私は当時、今の韓国の仁川に住んでおり、昭和西国民学校の6年生でしたが、夏休み中の15日正午に集合を命ぜられた学校の校庭で、昭和天皇の終戦の詔勅を聞きました。
先生たちから日本は戦争に負けたと、涙ながらに聴かされて愕然とした記憶があります。
それから数時間後には、早くも、現地の人たちが、現在の大韓国旗を立て並べての大デモ行進が始まり、朝鮮の人たちの独立回復への強い思い初めて知りました。
日本人は寄り集まって家に引きこもり、小さくなっていたのを想い出します。
亡国の悲しみを子供心にも痛感し、未だに忘れることはできません。
その後、日本に引き揚げて、歴史を学ぶに従い、あの戦争の無謀さ、不条理さ、悲惨さ、
そして人の命を、道具にしか思わなかった戦争指導者たちの無責任さ、冷酷さを、より深く知るようになり、ますます戦争反対の心が強くなりました。
日本は、戦後新たに制定された平和憲法の基で、この72年間、戦争の無い平和を維持してきましたが、このところ何かしら、「きな臭さ」が強まっている気がしています。
日本国家は、アジア各国はもとより、国内においても、戦没者遺骨収集、空襲被害者、
シベリヤ抑留者、海外からの引揚げ者、学徒出陣者などの実態について、未だにあきらかにできていないのです。終戦時に記録を全て焼却したからです。
その無責任さは、現在の政府にも引き継がれているのではないでしょうか。
戦争体験者が少なくなり、戦争を知らない世代がますます多くなる時代に、戦争の悲惨さ、無謀さを、機会あるごとに、語り部として語る責任を感じています。
今日の発句は
『雨天哭く 戦後72年 敗戦忌』
『合掌し 永遠に忘れじ 敗戦日』
『戦の無い72年 憲法の絆』
『あの日われ 国民学校 6年生』
『遠雷や また戦争の 予感する』

今週も「ア・イ・ウ・べ」体操で元気に行こう!

ーー2017・8・22--

全国のみなさん,おはようございます。心のハイタッチを送ります。
そろそろ40年ぶりという記録的な長雨も終わり、また厳しい残暑が戻るようです。
今日は「チンチン電車の日」。
114年前・1903年(明治36年)、東京で初めて路面電車が新橋から品川まで開通した日です。
さて今日は「心のビタミン・言葉のビタミン」についてお話します。
昨日のテレビで、歌手の松山千春さんが、ユーターン客で混雑する札幌千歳空港で、1時間以上出発が遅れて乗客のイライラが極限に達したANA機内で、機長の許可を得て、
持ち歌『いつの日か幸せを、自分の手でつかもうよ』と歌い、皆の気持ちを慰め、感謝されたとのニュースが流れていました。
乗客に『心のビタミン』を贈った松山さんも素晴らしいですが、歌うことを許可した機長も、まさに「ソフト・ブレーン」な人物だと感じました。
体の健康のためには、野菜や果物からのビタミンA・B・C・D・Eなどの摂取が不可欠なように、心にも、また「言葉のビタミン」が必要です。
大阪教育大・園田正春教授は、子供の教育に必要なのは、「言葉のビタミン」であるとして、それを「ビタミンJ」と呼んでいます。
「子供の自尊感情・すなわち自信は、自分を認め、信じ、励ましてくれる他者の関わりによって、時間をかけて育まれるものである」と述べています。
この考え方は、子供の教育に限らず、企業の人材育成にも共通すると思います。
お互いに、「ソフトブレーン」、脳を柔らかく使い、状況に応じて、臨機応変に、
「心のビタミン・言葉のビタミン」を掛け合う職場を築き上げて参りましょう
今日の発句は、
『8月の 暗雲厚き 戻り梅雨』
『長雨に 今年は閑か セミ時雨』
『長雨や 一際紅き 百日紅』
『1000発の 雷神つれて 夏嵐』

今週も「ア・イ・ウ・べ」体操で、元気にいこう!

ーー2017・8・29--

全国のみなさん、お早うございます。心のハイタッチを贈ります。
いよいよ8月も大詰です。
今日は『文化財保護法施行記念日』。
文化財保護法は、1950年(昭和25年)、京都金閣寺の焼失事件を契機に制定。
作家・三島由紀夫はこの事件を題材に小説「金閣寺」を著しました。
また語呂合わせで『焼き肉の日』。焼き肉を食べて夏バテを解消しましよう。
さて今朝6時ごろ、北朝鮮がミサイルを発射、日本政府は緊急事態情報「Jアラート」を発信、全テレビが一斉に放送しました。
私が子供のころ経験した戦争中のラジオによる『空襲警報』と、まるで同じだと緊張しました。
50年ほど前の1960年代(昭和35年)ごろに、当時の米ケネディ大統領とソ連のフルシチョフ首相の間で演じられた一触触発の核戦争キューバ危機は、世界を恐怖にさせた。
当時日本で作られた映画、東映「第三次世界大戦・41時間の恐怖」と東宝映画「世界大戦争」は、核戦争の破滅と人類の終末の愚かさを描いて、注目を浴びましたが、いつの間にか忘れ去られてしまいました。
東西冷戦後に核戦争は遠のいたように見えたけれども、今現在、世界には、核弾頭一万数千発も存在し、さらに核保持の威力を強調してやまぬ北朝鮮のような政治指導者が、世界の対立と相互不信を深めている現状を見るとき、「人類は、まるでガソリン満タンの風呂に煙草をくわえて入るような恐ろしい危険の中にいるのだ」、との警告を真剣に受け止め、全核兵器所有国が、先に国連で成立した「核兵器禁止条約」締結を急ぐべきである、と心から思います。
今日の発句は
『時ならぬ Jアラート騒ぐ 晩夏朝』
『秋風や 栃木の山野 緑濃く』
『長雨や 糖度の低き 梨を食う』
『処暑過ぎて 残暑の空の 高さかな』
『汗まみれ ゴルフに疲れて チョコアイス』

今週も「ア・イ・ウ・べ」体操で、元気に行こう!

<9月>

--2017・9・5

全国のみなさん、お元気ですか。心のハイタッチを贈ります。

9月を迎えて、早くも秋雨前線に見舞われています。

今年は世界的に、気象が荒れて暴風・豪雨災害が続いています。

地球温暖化の影響でしょうか。一刻もゆるがせにできません。

さてこのところ、国際的な強い反対を押し切り、北朝鮮のミサイル発射や核実験などが相継いでいます。

今朝の新聞コラムに、60年前の米ソによるキュウ―バ危機の時、ケネディ大統領当時のロバート・マクマナラ国防長官(1916~2009・93歳没)の回想録のことが書かれていました。

それによると、ケネディ大統領も、フルシチョフ首相も、「核戦争に勝者はいない」ということをよく理解していたといいます。

後にマクマナラは、カストロ・キューバ首相と会見し、カストロから、

「自国の破滅を承知の上で核戦争を引き起こすつもりであった」と聞かされて、「危機回避が本当に幸運な出来事であったのだと胸をなで下ろした」とも書いているとのことです。

また中国の毛沢東は、

「フルシチョフの決断に対し、猛烈に抗議したという。

毛沢東は核の恐ろしさを理解していなかったのだ。」

そして、「人類滅亡の危機を回避するには、指導者同士で胸襟を開いて、話し合えるかどうかが、決定的に重要である」とも書いています。

今こそ世界の指導者たちが、このマクナマラの遺言に真剣に耳を傾けることを期待したいと思います。

今日の発句は

『ゴーヤの実 黄色くなりて 夏終わる』

『新涼や 満月映える 風情かな』

『明月や 寂かに聞こゆ 虫の声』

『新涼や 飛燕間もなく 南帰行』

今週も「ア・イ・ウ・べ」体操で元気に行こう!

--2017・9・12

全国のみなさんお元気ですか。心のハイタッチを送ります。

いよいよ本格的な秋ですね。北国では美しい紅葉も始まっています。

今日は『宇宙の日』。1992年日本字初の宇宙飛行士・毛利衛さんがスペースシャトルで宇宙に飛び立った日です。

さて今日は明暗入り混じる三つのトピックスをお話します。

一つは、人類にとって現実的脅威電磁パルス攻撃」(EMP)の話です。

9月3日に行われた北朝鮮の核実験でこの能力を持ったと主張して、にわかに現実味を帯びた地球的規模の危険です。

ある都市の地上40~400キロの宇宙空間で核爆発を残し、地上の送電線や電子機器などに過剰な電流を流して破壊し、文明社会の生活環境を一瞬にして不能にしてしまうといわれます。

例えばニューヨーク上空で起きた場合、被害は米国東部全域におよび数百万人の人的被害と数百兆ドルの損害が出ると予想されています。

攻撃させない国際社会の努力が、今こそ求められています。

二つは、日本のホープ・桐生祥秀選手(21歳)が、日本人初の百メートル『10秒の壁』を破り「9秒98」の記録を達成したことです。これまでの記録は、19年前の伊東浩司選手の「10秒00」でした。記録の壁は一度破られると、新たステージを作りだすといわれます。今後の活躍に期待したい。

三つは、80歳を超えた現役のピアニスト・舘野泉さんは、65歳の時脳出血で倒れ、右半身不随になりましたが、そこからリハビリに励み、左手のピアニストとして奇跡の復活を遂げ、現在も現役として大活躍されているといいます。

舘野さんは、著書「絶望している暇はない」(小学館刊)の中で、

「元気な時には左手の可能性に気付かなかった。

人生には熟成させる期間が必要だと思う。

不自由になったことで、物事の本質が見えてきた」と述べています。

前向きに生きることの大切さを教えてくれます。

今週の発句は、

『コジュケイの 鳴き声響く 白露かな』

『コジュケイの 「チョツトコイ」は 秋の声』

『コジュケイが 鳴けばハラハラ 落ち葉散る』

今週も「ア・ィ・ウ・べ」体操で、元気にいこう!

--2017・9・20

全国のみなさん、お元気ですか。心のハイタッチを送ります。

台風18号が日本列島を縦断しましたが、被害はありませんでしたか。

今週は、『敬老の日』『空の日』『バスの日』、そして『秋の彼岸』『動物愛護週間』です。

さて、安倍首相が突然に衆議院解散をほのめかして、政界に解散風が吹き荒れ始めました。

安倍政権は、『人作り革命』を看板に掲げて、改造による「仕事人内閣」がスタートしたばかりですが、何も仕事をしないうちに解散とは何事かと、マスコミでも賛否こもごもの議論が続出しています

そのことはまた改めてお話しすることとして、今日は安倍政権の目玉政策「人作り革命」の諮問会議「人生100年時代構想会議」の委員に招かれているリンダ・グラッドソン・ロンドン・ビジネススクール教授のお話をします。

グラッドソン教授は、いまベストセラーとして世界で話題になっている『ライフ・シフト』(東洋経済新報社刊)の著者です。著書の要旨は、

<今の日本の子供は、半数以上が107歳まで生きる。

多くの人が80代まで働き100歳まで生きるようになる。」と予測。そして、

「100歳が普通の時代になるこれからの長寿時代には、貯蓄などの「有形資産」より、

金銭に換算できない三つの『無形資産』が人生の強みになる。

三つの無形資産とは,

第1に、働く技能や知識などの「生産性資産」、

第2に、健康や友人などの「活力資産」、

第3に、変化に対応する意思や能力などの「変身資産」である>、と提言しています。

これからは人生100年時代を見据えた働き方や学びや健康の在り方を考えていくことが大切であると痛感した次第です。 

今週の発句は

『いつの間に アパート建ちて 秋の風』』

『蝉の声 いつしか絶えて いわし雲』

18号 真っ青な空 残し去る』』

『大義なき 解散天下の 秋を知る』 

今週も「ア・イ・ウ・べ」体操で、元気にいこう!

--2-17・9・26――

秋らしい天気です。

今日は『核兵器廃絶・国際の日』。

2013年、国連総会で初の核兵器に関するハイレベルの会合が開催された日を記念。

『ワープロの日』

1978年(昭和53年、東芝が世界で初めてワープロを発売した日を記念。

『台風襲来の日』。

1954年(昭和29年)洞爺丸台風、1958年(昭和33年)、狩野川台風、

1959年(昭和34年)、伊勢湾台風、が同じ9月22日に襲来したことを記念。 

さて昨日、安倍首相は記者会見を開き、「28日召集の臨時国会冒頭に衆議院を解散する」と発表し、「国難突破解散」と自称しました。

北朝鮮情勢の緊迫が続く中で、解散に踏み切るのは、今、選挙をした方が自民党に有利だとの首相の打算の判断以外にないとの見方が有力です。

さらに、首相の魂胆が透けて見えるのは、「所信表明演説や各党の代表質問も行わずに解散する」ということです。解散の理由説明も、私たち主権者たる国民の心に響きません。

首相自身がその渦中にある『森友・加計問題』を避けての「もりかけ解散」「逃走解散」、あるいは北朝鮮問題にかこつけての『ミサイル解散』との酷評もあります。

選挙では、「アベノミクスの評価」・「改憲問題」・「森友・加計問題」などが問われるでしょうが、真の争点は、北朝鮮問題で戦争寸前の歴史的危機を、的確に制御しうる政治家、指導者は誰か、との一点に尽きるのではないでしょうか。

世論調査における安倍首相への不信の第一は、「人柄が信用できない」ことにあります。

私たちも、10月22日投票日には、熟慮して投票いたしましょう。 

今日の発句は、

『雷雲の 来たる疾さや 秋の空』

『バス停に キバナコスモス 咲き乱れ』

『彼岸花 会えば心に 合掌す』

『亡き人を 偲んで飲むや 彼岸酒』

『ア・イ・ウ・べ』体操で、爽やかに行こう!

 

鈴木貞夫年譜・2017年下期」①

7月度

4日・出社

  ・幹部会議

6日・フードボイス

7日・出社

11日・出社

   ・幹部会議

13日・下期方針会

14日・社員ツアー

19日・出社・幹部会議

21日・出社

25日・出社

   ・幹部会議

28日・出社

8月度

1日・出社

  ・幹部会議

3日・第138回SC会(千葉CC川間C)

4日・出社

  ・SBG上期納会

8日・出社

  ・幹部会議

  ・フードボイス会(学士会館)

15日・出社

18日・出社

22日・出社

   ・幹部会議

25日・出社

29日・出社

   ・幹部会議

30日・出社

   ・取締役会

9月度

4日・第58回YJ会(湘南CC)

5日・出社

  ・幹部会議

7日・第139回SC会(千葉CC野田C)

8日・出社

10日・ローソンFCSカップ会(紫CCあやめC)

12日・出社

   ・幹部会議

   ・フードボイス会(学士会館)

15日・出社

20日・出社

   ・幹部会議

22日・出社

26日・出社

   ・幹部会議

   ・取締役会

29日・出社

                                      以上

次号は「鈴木貞夫言行録」(第30回)を掲載します。

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