「ジャパン・フード・セレクション」受賞商品決定

      執筆者:shirai

日本フードアナリスト協会は10月15日、「ジャパン・フード・セレクション」の第24回目受賞商品を決定した。
同賞は2013年10月より開始した、日本オリジナルの本格的な食品・食材を消費者が選んで認証する仕組みで、食品・食材に特化した総合評価制度としては日本で初となる制度。
日本人の繊細な味覚、嗜好性、感性、食文化に配慮した世界で初めての食品・食材を、プロの知識を持った消費者であるフードアナリスト資格者13,000人が審査する。
全国47都道府県にいるフードアナリストは「食の情報」について詳しく勉強し、厳しい検定試験に合格した有資格者。
この食の情報の専門家が中心となり審査委員会を組織することで、「消費者目線の評価軸」と「食の専門家の評価軸」の2つを両立させた審査・評価を実現している。
審査内容は、書類審査、アンケート調査、1次審査、2次審査、最終審査の5段階でなっており、採取的にグランプリ、金賞、銀賞、銅賞、奨励賞が決定される。
今回金賞を受賞したのは、JA全農たまごの「ふつうのたまご」(販売価格:税抜228円)
健康を大切にした鶏舎環境管理と、指定農場で作られた植物性たんぱく質飼料で育てられた親鳥が産んだ卵を、ひとつひとつ丁寧にチェックし、鮮度検査やサルモネラ検査も定期的に実施。
『毎日おいしい、毎日あんしん・これが私たちの「ふつう」です。』をキャッチフレーズに、毎日の暮らしを支える“たまご“になれるような商品を目指し開発された同商品は、商品コンセプトの他、香り、味、黄身と白身のバランスなどが高く評価された。
また、ラベルのシールを剥がす手間がない新規格の“エコたまパック”を使用し、ラベルとパックの分別を意識したパッケージも評価の対象となった。
銀賞は、大徳醤油の「ほたるいか魚醬」(メーカー販売価格:税抜800円)
水揚量日本一を誇る但馬産のほたるいか、但馬でコウノトリの野生復帰を願う農家で作った大豆と小麦を使用した麹、但馬の伝統のしょうゆづくりの技を合わせ、世界にない商品を開発。
醤油麹を合わせて長期間(2年半)発酵・熟成させることで「ホタルイカの風味がしっかりあって、かつ臭くなくておいしい魚醤」を実現した商品。
ほたるいかの香り、味、まろやかな口当たり、料理への使いやすさの他、特産品であるほたるいかの活用を上手に考え、商品化されている点や、地域における商品化、協働に対する取り組みが高く評価された。
受賞商品詳細、過去の受賞商品など、詳しくは「ジャパン・フード・セレクション」公式サイト http://japan-foodselection.com/