明治「家庭用マーガリン類」トランス脂肪酸低減ロゴ付与

      執筆者:shirai

明治は2018年3月1日より、同社の全ての家庭用マーガリン類においてトランス脂肪酸を多く含む「部分水素添加油脂」が不使用になることから、パッケージに「部分水素添加油脂の不使用」・「トランス脂肪酸の低減」を訴求するロゴを付与し、全国でリニューアル発売する。日本では、過剰に摂取した場合、悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少により、心臓病のリスクを高める可能性が指摘されているトランス脂肪酸の摂取量は、欧米と比較して極めて低くなっているものの、トランス脂肪酸の認知率は80%以上と高く、消費者の関心も高いものとなっている。トランス脂肪酸は天然に生じるものと油脂の加工の過程で生じるものがあり、同社は家庭用マーガリン類における、トランス脂肪酸の低減に継続的に取り組んできた。今回、油脂の加工の過程で生じるトランス脂肪酸を多く含む「部分水素添加油脂」を不使用の配合にすることで、アメリカ食品医薬品局(FDA)が2018年6月から開始する「部分水素添加油脂」の食品への使用規制に対応するもの。パッケージリニューアルの対象となるのは、「明治コーンソフト」「明治コーンソフトバター入り」「明治なめらかソフト」「明治バター風味ソフト」「明治ケーキマーガリン」「明治オフスタイル脂肪分70%オフ」「明治オフスタイルべに花脂肪分70%オフ」「明治コーンソフトかるーいタイプ」「明治素材紀行エクストラバージンオリーブソフト」「明治ぬってから焼く!チーズがこんがりソフト」の家庭用マーガリン全10種。同社は今後、積極的な情報発信を行うとともに、ユーザーのニーズに応えていくことで、マーガリン市場の拡大を図っていく。