食品メーカー5社「全国規模の物流会社」来年4月発足

      2018/04/27   執筆者:motoe

味の素(社長:西井孝明、本社:東京都中央区)、カゴメ(社長:寺田直行、本社:愛知県名古屋市)日清オイリオグループ(社長:久野貴久、本社:東京都中央区)、日清フーズ(社長:小池祐司、本社:東京都千代田区)、ハウス食品グループ本社(社長:浦上博史、本社:東京都千代田区)(以上五十音順)の食品メーカー5社は、味の素物流(社長:田中宏幸、本社:東京都中央区)、カゴメ物流サービス(社長:岡本尚久、本社:愛知県大府市)、 ハウス物流サービス(社長:村田竜比登、本社:大阪府大阪市)、F-LINE(社長:深山隆、本社:北海道北広島市 以下、現F-LINE)、九州F-LINE(社長:深山隆、本社:福岡県糟屋郡)の物流機能を再編し、2019年4月に物流事業を統合する全国規模の物流会社の発足に関する契約を締結。深刻化する食品物流の諸課題の解決に向けて、食品メーカー協働での取り組みを一層推進することとした。食品物流を取り巻く環境は、トラックドライバー不足に代表される慢性的な物流従事者の不足、燃料価格の上昇、CO2をはじめとする環境保全への対応等、その課題は一層深刻なものになっており、食品メーカー5社とMizkanは2015年2月、効率的で安定的な物流体制の実現を目的として“食品企業物流プラットフォーム(F-LINE®)”の構築に合意し、6社による協議体 (F-LINEプロジェクト)にて協議を重ね、関東・関西間の中距離幹線輸送再構築、北海道エリア の共同配送等の取り組みを進めてた。以降、味の素、カゴメ、日清フーズ、ハウス食品 グループ本社の4社は、F-LINEプロジェクトが策定する物流戦略の実現と北海道、九州エリアの共同配送体制などの構築に向け、2017年3月に現F-LINE、同年4月に九州F-LINEを発足させ、物流諸課題への対応を推進、契約締結に至ったという。今回発足する新会社は、味の素物流を存続会社とし、カゴメ物流サービス、現F-LINE、九州F-LINEの2019年4月1日時点の全事業及びハウス物流サービスの事業(一部を除く)を統合し、商号は味の素物流より「F-LINE」に変更される。<F-LINE概要> ■所在地:東京都中央区(予定)■設立:2019年4月1日■代表者:代表取締役社長 深山隆■事業内容:貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫事業等■従業員数:約2,550名■資本金:2,480百万円(予定)■出資比率:味の素45%、カゴメ22%、日清オイリオグループ3%、日清フーズ4%、ハウス食品グループ本社26%