月桂冠「全国新酒鑑評会で2年連続4蔵全て金賞受賞」

      2019/02/08   執筆者:motoe

平成29酒造年度の全国新酒鑑評会の結果が酒類統合研究所から発表され、月桂冠から出品した「大手一号蔵」「大手二号蔵」「内蔵」「昭和蔵」の4蔵全てが「金賞」を受賞した。出品した4蔵全ての受賞は2年連続となる。同鑑評会は、全国規模で新酒の出来栄えを競い合う唯一のコンテスト。1911(明治44 )年に第1 回が開催されて以来、今日まで続いていおり、全国の酒造家が、鑑評会を最高峰の目標として技術の粋を結集して挑戦し、入賞酒の中でも特に優秀と認められたものに授与される「金賞」の受賞を目指している。現在、酒類総合研究所(旧・国税庁醸造研究所)と日本酒造組合中央会が共催し、酒愛好家、飲食・販売業者からの注目度も高いものとなっている。平成29酒造年度の全国からの出品点数は850点、うち232点が金賞を受賞した。同社は1911(明治44)年開催の第1回鑑評会の第1位になり、その後も優秀な成績をおさめ、1929(昭和4)年には1位から3位まで独占(現在、順位は非公開)。ほかにも出品した数々の品評会で上位に入賞し、品質第一を旨とする同社の酒銘は全国に知られていったという経緯がある。第二次世界大戦後、同社では同鑑評会への出品を長らく控えてきたが、昭和55酒造年度から再開、その年に「金賞」を受賞して以来、同社では各蔵から出品を継続。金賞の延べ受賞数では群を抜いている。特に、平成3酒造年度と平成4酒造年度、平成8酒造年度には、出品した7蔵(大手一号蔵、大手二号蔵、昭和蔵、北一号蔵、北二号蔵、内蔵、灘蔵)全てが金賞を受賞したことも。 現在では、4つの酒造蔵(大手一号蔵、大手二号蔵、内蔵、昭和蔵)から出品を継続しており、平成15酒造年度、平成19酒造年度、平成24酒造年度、平成26酒造年度、平成28酒造年度、そして今回の平成29酒造年度には、出品した全ての酒蔵で金賞受賞を果たしている。