全清飲「PETボトルリサイクル年次報告書」発刊

      執筆者:motoe

全国清涼飲料連合会が加盟するPETボトルリサイクル推進協議会(東京都中央区、会長:森泰治)は2017年度のPETボトルのリサイクル実績を中心に取りまとめた「PETボトルリサイクル年次報告書2018」を発刊した。2001年以来、毎年作成しており、PETボトルの3Rへの取り組みなどを広く啓発していくことを目指している。2017年度トピックスとして、リデュース(軽量化率)では指定PETボトル全体の軽量化率は第3次自主行動計画25%の軽量化目標に対して23.9%(2004年比)と引き続き進展。削減効果量181.4千トンとなった。主要な容器サイズ・用途17種類すべてで3~36%の軽量化が進んでいる。一方で、リサイクル率は、84.8%と目標85%以上の維持に若干及ばなかったが、前年度の83.9%に対して約1ポイント上昇。これは、リサイクルされた量が昨年度とほぼ同程度で、分母なるPETボトルの販売重量が軽量化の進展で小さくなり、結果としてリサイクル率が1ポイント程度上昇した考えられる。このリサイクル率は欧米の約4割、米国の約2割に比べ顕著に高く、世界最高水準です。さらに使用済みPETボトルの循環型リサイクルであるボトルtoボトルが61.3千トンと、前年度比で3.8千トンの利用増となり、6.7%アップ。現在、生活になくてはならない容器として浸透しているPETボトル。そのPETボトルのリサイクルの必要性や循環型社会の大切さ、リサイクルの流れなどを知っていただくための啓発活動などにも積極的に取り組んでいる。PETボトルの自主行動計画はPDCA(Plan・Do・Check・Action)を繰り返すプロセスで進めており、プロセスを理解してもらうとともに、PETボトルのリデュース及びリサイクルの3R推進を通じ、より良い社会の実現に貢献していきたいとしている。詳しくは、http://www.petbottle-rec.gr.jp/nenji/2018/