食の食(4) 青森・大鰐伝統野菜(10/12)

      執筆者:編集部2

青森の知人から冬にならなければ地元でしか味わえないという「大鰐温泉もやし」のはしりを送ってもらいました。

シャキシャキ感の強い豆もやしとさっぱりした香りの高いそばもやしです。

何とこのもやしは津軽藩の台所といわれた大鰐の町に350年前から栽培されていたらしい。今では数軒の農家さんが秘伝の方法で栽培。ほとんど手に入らなくなったもの。

当然無肥料、無農薬で温泉熱を利用した土耕栽培。だからスゥッーと土の香りも感じる、生命力のあるもやし。タネは門外不出の在来種とのこと。

さっそく豆もやしは味噌汁に、そばもやしはかつお節、ドレッシングをかけ、サラダ感覚で。また熱湯をさっとかけ、冷水にひたし、ぽん酢(今回は一緒に送ってもらったリンゴ酢をつけ)でおしたしとしていただいた。

見た目が芽の若々しさ、口の中にいれた時、シャッキとした歯応え、土の香りを感じる生々しさ、食べた後何となく体がいきいきする気分になる。さわやかな本物をいただきました。