健康ニュース 3月15日号 世論操作は簡単です!

     

 国民的ヒロイン、池江璃花子選手が白血病になったというニュースは、大きな衝撃を世間に与えています。事実は事実として受け止めざるを得ないことですが・・・。

 この件に関してより一層話題としてしまったのは、五輪担当の桜田大臣のコメントと言えます。大臣の「残念」といったコメントがテレビなどでパッシングを受けていますが、小子は当初からまたメディアがやっているのだろうなぁと考えていました。ところが公共放送と言っているNHKまでが、便乗(?)して同様のことを放送しているので、この紙面に書かざるを得ないと考えるに至りました。

 桜田大臣が衆議院予算委員会の終了後、囲みインタビューでのやり取りを入手。案の定、メディアは何が目的で騒ごうとしているのかなぁ、というのが率直な感想です。

Q「池江選手が白血病で、休養するとのことですが」

大臣「正直なところ、びっくりしましたね。聞いて、病気のことなので早く治療に専念していただき、一日も早く元気な姿に戻ってもらいたいというのが、私の率直な気持ちですね」

Q「競泳の中ではですね・・・」

大臣「ほんとうに、そう、金メダル候補ですからねえ。日本が本当に期待している選手ですからねえ。本当にがっかりしております。やはり、早く治療に専念していただいて、頑張っていただきたい。また元気な姿を見たいですよ。そうですね」

Q「これまでの池江選手の活躍をどのようにご覧になられましたか」

大臣「誇るべき選手です。水泳が盛り上がっているときでもあり、担当大臣として水泳を非常に期待している部分があるんです。一人リードする選手がいると全体が盛り上がりますからね。そういった盛り上がりが若干下火にならないか心配しています。環境整備など我々も一生懸命やりますから、とにかく治療に専念して元気な姿を見せていただいてスポーツ界の花形として頑張っていただきたいというのが私の考えです」

Q「最後に一言だけ。池江選手にエールを送るとしたらどんな言葉を」

大臣「とにかく治療を最優先にして、元気な姿を見たい。また頑張っている姿をわれわれは期待しています、ということです」

 このインタビューのどこにあれほどの騒ぎを起こすものがあるのでしょうか。大臣のこれまでの国会での答弁などから、関連付けた意図がありありではないでしょうか。

 メディアが話題となりそうなフレーズのみを、都合よく編集したうえで、電波に流していると言っても過言ではないでしょう。

 テレビの健康番組でも良く使われている手法と言えないでしょうか。

例えば、ひざ痛に効くと言われる商品について考えてみましょう。 

 1,000人に一人だけの効果があったとしても、あたかも多くの人にも効果があるような表現。たとえ画面の隅っこに、これは個人の体験で効果をうたうものではありません、と表示してあっても見落とす人は多いことでしょう。

 表現の自由という下では、発信側にとって都合の良い部分のみを繰り返し発信し続けても法に触れることはありません。自主規制を待つほか手段はないのです。このようなもとでは、受け取る側が自分で判断するしかありません。

 大臣の「残念」発言騒動から、多くの教訓を得た気がします。