メルシャン「勝沼ワイナリー」自社管理畑拡大

      執筆者:shirai

メルシャンは、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」に新たな樽貯蔵庫「Fセラー」を8月29日に設置。また、同日、「山梨セラー」の「製品保管庫」の拡張工事が8月29日に完成する。今回、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」内に新設する「Fセラー」には、同ワイナリーから約5kmに位置しワイン樽貯蔵庫・製品保管庫として使用する「山梨セラー」から、3KLの大型の木樽6樽を移設し、生産効率の向上を目指す。同時に「山梨セラー」の「製品保管庫」を拡張し、製品保管能力を1万ケースから4万ケースに引き上げる。「Fセラー」新設、「製品保管庫」拡張により、育成中のワインや製品の輸送が少なくなることから、CO2削減などの環境面への貢献や、さらなるワインの品質向上が期待できる。日本ワイン「シャトー・メルシャン」は、近年販売数量を拡大しており、2019年上期も前年比135%と伸長。また、2015年に22.5haだった自社管理畑の計画的な拡大を進めており、2027年までに、現在の50haから76haまで拡大する予定となっている。今回、「シャトー・メルシャン」の生産量の約8割を担う、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」の生産効率を向上すると同時に、製品保管能力を拡大することで、日本ワインの需要拡大に伴う販売量の増加や、自社管理畑拡大に伴うブドウの収穫量の増加に対応する。「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」は、1877年に山梨県甲州市勝沼の地に日本で最初に誕生した民間ワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」をルーツとするワイナリーで、常に進化を続けており。今後も、日本を代表するワイナリーとして、日本ワインの価値を発信し、日本ワイン産業のさらなる発展に貢献していく。また、9月1日以降、ワイナリーツアー「勝沼プレミアムコース ~探求!シャトー・メルシャン~」の参加者は、内部を見学することができる。