朝日酒造「久保田」初のブランドリニューアル

      執筆者:motoe

朝日酒造は、2020年の会社創立100周年及び日本酒「久保田」発売35周年に合わせて、「久保田」の初めてのブランドリニューアルを行い、2019年10月より順次、同シリーズの新商品の発売や商品リニューアルなどを展開する。「久保田」は、1985年5月、「日本酒の失地回復を図り、日本酒を真に文化の香り高い国酒に育て上げる」というミッションのもとに誕生。誕生当時、清酒業界は低価格競争になっており、日本酒離れが危惧されていたため、高品質の日本酒を適切な価格で提供することが使命とされていた。また、労働環境や食生活など時代の変化を読み取り、挑戦を重ねて、それまでにない淡麗辛口という日本酒の新たな方向性を確立し、世代や性別を超えて多くの消費者から支持をされてきたが、今回、誕生当時の基本理念はそのままに、新たなブランドメッセージ「常に進化する美味しさ」のもと、変わりゆく時代と消費者の声に耳を傾け、その声に応えるために常に時代に相応しい挑戦を行い、消費者が納得できる美味しさを追求・提供し続ける日本酒ブランドとして刷新することとなった。商品は、特別な時を味わうプレミアムラインの「久保田 萬寿」ラインと、いつもの食事をより特別に美味しく味わうデイリーラインの『久保田 千寿』ラインをメインに展開。また、日本酒が初めての方や馴染みのない若年層にも手にとってもらいやすいように、「久保田 純米大吟醸」のパッケージリニューアルを予定。さらに、実験的な商品に挑戦していく「KUBOTA LAB(仮称」ラインも立ち上げるという。なお、リニューアル第一弾として、10月16日に、「久保田 千寿」ラインの新商品「久保田 千寿 純米吟醸」を出荷し、料飲店向けに先行発売される。