キユーピー「松本市、松本大学と食生活の共同調査」実施

      執筆者:motoe

キユーピーは、松本市が立ち上げた松本ヘルス・ラボと松本大学との共同で、野菜と卵の摂取に着目した健康的な食生活提案のための研究を開始した。同社は、2019年に設定した「サステナビリティ目標」の中で、サラダとタマゴのリーディングカンパニーとして「健康寿命の延伸に貢献」することを掲げており、具体的には、1日当たりの野菜摂取量の目標値350gの達成に貢献すること、たんぱく質摂取のために卵の消費量アップを推進しているが、今回、健康的な食生活提案の参考にするため、平均寿命が全国トップクラスである長野県の食生活について、松本市、松本大学と共同で研究を開始。長野県は野菜の摂取量が全国1位ということから、野菜の摂取量と、良質なたんぱく質などさまざまな栄養素を含む卵の摂取量に着目し、調査を実施した。今回の研究では、松本市在住の平均年齢66歳(60代、70代が中心)の健康な男女、約150人を対象に食習慣を調査(2019年7月実施)。食事調査(簡易型自記式食事歴法質問票)の結果からは、野菜摂取量と卵摂取量は全国平均よりも多いことがわかったという。この研究内容も含め、10月17日には、松本大学 廣田直子教授が調査の途中結果を第9回世界健康首都会議(主催:世界健康首都会議実行委員会、自治総合センター)で講演する予定だ。同社では、今後、野菜と卵の摂取と健康との関連について調査を進め、明らかになった健康的な食生活のあり方を全国へ提案していく意向だ。