ワタミ「コロナウイルスで和民を中国本土から撤退」

      執筆者:motoe

ワタミ(東京都大田区)並びにワタミグループの海外事業統括会社である WATAMI INTERNATIONAL CO.,LTD(香港)は、中国本土に展開している「和民」全店を撤退することを決定した。新型コロナウイルスによる感染拡大による影響で、店舗休業(出店しているショッピングモール全体)や客数の大幅な減少が長期化する見通しとなったことを受けて苦渋の決断という。中国本土では、WATAMI INTERNATIONAL CO.,LTD が現地法人を通じて上海、深圳、広州、蘇州といった地域で11店舗を展開しているが、今回、閉鎖を決めたのは11店舗のうち、「和民」「饗和民」「サーモン伝説和民」といった和民業態の全7店舗。ワタミは 2001 年 11 月、「和民」を香港に出店して以来、海外外食事業の展開をスタート。中国本土への展開は、2005年1月に「和民」を深圳市に出店、上海市には、2007年4月から店舗展開を進めてきた。現在、同社では、海外外食事業は全体で8地域に53店舗を展開している。