モスフードサービス「グリーンバーガー」全国販売開始

      執筆者:motoe

モスバーガーを展開するモスフードサービス(代表取締役社長:中村栄輔、本社:東京都品川区)では、5月21日から全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)にて、原材料に動物性食材を使わず、野菜と穀物を主原料に使ったハンバーガー「MOS PLANT-BASED GREEN BURGER <グリーンバーガー>」を販売する。同商品は、2020年3月26日から東京都ならびに神奈川県内の計9店舗にて先行販売され、初日に1店舗あたり平均30個以上を売り上げるなど好評を博し、消費者からは動物性食材を使用しないバーガーの商品化に対する喜びの声や、全国販売のご要望が寄せられていたという。昨今のフードダイバーシティにより、食文化や食習慣、あらゆる思想、老若男女、外国人の方など市場規模が拡大しており、欧米では、無理をせず健康でありたいといった“フレキシタリアン”の新しい食スタイルが広く受け入れられているが、日本でも、自身の健康面に配慮したり、食事の選択が環境にどのような影響を与えるのかを考えたり、食を見直すライフスタイルが取り入れられ始めている。こうした多様化するニーズに応えるため、同社では新たな食の選択肢として「グリーンバーガー」を提案。今回、同社では「原材料に動物性食材と五葷を使わないこと」を前提に、野菜と穀物で商品づくりを進めてきたが、味の決め手となる食材が使用できない中でも、おいしさにこだわり抜いたため、商品開発には合計で1年半と多くの時間を費やしたという。例えば、新たに開発したパティは、肉の旨
みをしいたけエキス、肉のほぐれ感をこんにゃくで表現するほか、玉ねぎの甘みや食感の代わりにキャベツを使用。また、パティだけでなく、ソースに野菜の旨み、バンズには豆乳クリームを使用するなど、バーガー全体のバランスにもこだわった一品。食材だけにとどまらず、徹底的においしさを追求しており、健康志向の方に限らず幅広い方に満足いただける商品としている。なお、商品名は、動物性食材を使わず、野菜や穀物を主原料にしているという意味の“MOS PLANT-BASED”と環境や健康、モスバーガーをイメージする“グリーン”から名づけられたという。538円+税。