大塚製薬、イオン飲料による鼻の防御機能維持効果を確認

      執筆者:編集部

大塚製薬(株)は、糖電解質飲料(以下、イオン飲料)の摂取が、低い湿度環境で、鼻腔の粘液線毛輸送機能の低下を抑制することを確認した。これまで、低湿度環境では身体の水分がより多く失われ、鼻腔の粘液線毛輸送機能(呼気と共に侵入した異物を排除する機能)は低下すると知られていた。また同社では、イオン飲料はミネラルウォーターと比較して、摂取した水分をより長く体内にとどめる性質があることをこれまでに確認してきた。そこで低湿度環境での鼻腔粘液線毛輸送機能維持について、イオン飲料摂取の有用性を調べたもの。本研究は、同社佐賀栄養製品研究所で実施され、10月29日の第69回日本公衆衛生学会総会にて発表された。