京都府で0から就農。挑戦する超若手農家の吉田です。

     

はじめまして。
吉田宙斗と申します。

名前は「ひろと」と呼びます。
昨今はキラキラネームなるものが社会問題化していますが、私はある意味でその先駆けなのかもしれませんね。
非常に名前は気に入っているのですが、最近そうよく言われます。

さて、母親から名づけられたこの名前ですが、由来は「宇宙のように無限の可能性を秘めた人間に育ってほしい。」とのことでした。

母親の思惑通りか、想定以上であったかは定かではありませんが、確かに今の自分は名前負けしていない、一見無謀に思える挑戦をしています。

「非農家且つ無縁の地且つ資本金0で就農」

今の私がやっていることを語るとするならば、この一言に尽きます。

 

一応、私の経歴を説明しておきます。

関西学院大学文学部で日本史の勉強をしておりました。農業とはまったく無縁であり、それどころか就職先は公務員を目指し、せっせと勉強に励んでいたくらいです。

その後、就職活動で無事、公務員試験をクリア。内定を得ます。

あまりにもトントン拍子に行ったものですから、少しだけ調子に乗ったのが当時の私でした。

「公務員なんて、いつでもなれる。まずは民間で色々経験しよう。」
そういうわけで、食品メーカーに入社。その後、グループ傘下企業の農業生産法人に配属され、農業に出会ったのです。

しかし、決してそこからは順風満帆というわけではありませんでした。
入社したての私はいわゆる跳ね返り気質があり、グレーなことを指摘してしまうようなやつでした。

正義感が強いと言えば聞こえがいい、ただの空気読めないやつだったんですね。

そんなやつが会社で上手くいくはずもなく、悩む毎日でした。

数少ない信頼できる先輩や同期が次々に退職していく中、いつの間にか独りぼっちになってしまい、結局私も退職することになりました。

世の中を舐めてたのです。

退職が決まった後、数週間は次の仕事をどうしようかと考えていました。

会社は嫌で辞めるが、実は、農業自体がめちゃくちゃ嫌いというわけではないという自分の気持ちに気づいた結果、今、無謀とも言える就農を果たしています。

自分で言うのもなんですが、このような数奇な運命をたどり、そして、様々な人から支え続けられることによって、今の私があります。

現在、私は京都府南丹市美山町という地域でさつまいもを中心に栽培をしています。

新規就農1年目。

まだまだ農業だけでは食っていけていない身分ですが、これから集落の農業と畑を担っていく人材として頑張っていきます。

 

本ブログでは月に1度ペースくらいで新規就農や地域創生、農業のことについてなどをお話できればと思います。

よろしくお願いします。