健康ニュース 6月15日号 熱中症の話題から

     

隠居中の大御所 暈 穀菜「おー!久しぶりだね。早速だが熱中症の常識テストというのを考えたからやってみないかな?」

隣家のインテリ夫人「難しくなければ良いですよ。やってみますわ!」

隠居中の大御所 暈 穀菜「協力ありがとう。では第1問で、《良く冷えたビールは体を冷やすという意味である程度の熱中症予防になる》これは正しいかな?」

隣家のインテリ夫人「体を冷やすわけですから正しいと思います」

隠居中の大御所 暈 穀菜「残念!これは間違いだ。ビールをはじめアルコールは体内で熱に変わってしまうので注意しないとね。またどんなアルコールでも利尿作用があり脱水症状となることも考えられるということを知っておきなさいよ」

隣家のインテリ夫人「そうですか。先生のことだから体を冷やすと思ってしまいました。先入観は捨てます」

隠居中の大御所 暈 穀菜「では第2問だ。熱中症予防対策には、経口補水液を普段から飲んでおくと良い。これは正しいかな?」

隣家のインテリ夫人「確か前にお聞きしたことで、スポーツドリンクはスポーツをして汗をかいた時に飲む物であり日常的に飲んではいけないと教わりましたわ。だから経口補水液も普段から飲むのはダメでしょう」

隠居中の大御所 暈 穀菜「そうだね、よく覚えていた。正解だ。では第3問で、高齢者は熱中症になりやすいと言いますが、子供だってなりやすいはずです!これは〇かな?×かな?どっちかな?」

隣家のインテリ夫人「子供は比較的なりにくいのではないですか?✘だと思いますわ」

隠居中の大御所 暈 穀菜「子供は発汗機能が未完成のため、体から熱を逃す作業が上手く働かないことが多いのだね。どうやって体温調整をしているかというと、皮膚の血流を活発にし、身体の表面から熱を発散させて体温調整をしていると言われている。また体重に対して対表面積が大人よりも大きいため、皮膚温よりも外気温が高い場合、深部体温が高くなり熱中症リスクは高まっていくのだね。また子供は、熱中症状態になり始めても自分で気づくことがなく周りの大人が注意してあげなくてはならないよ。こういう観点からも、答えは、子供だって熱中症になりやすいから〇だ。君の答えは✘だ」

隣家のインテリ夫人「小学生の親として、残念ですわ。もっと勉強しなくてはならないですね」

隠居中の大御所 暈 穀菜「親と同居しているのだから、高齢者の非労作性熱中症にも注意をしなさいね」

隣家のインテリ夫人「非労作性熱中症ですって?それは何ですか?」

隠居中の大御所 暈 穀菜「高温の環境下で激しい労働や運動をしたことが原因の熱中症を、労作性熱中症と言っている。また1日のほとんどを家の中で過ごすさほど汗もかかないのに熱中症状態になってしまうケースも年ごとに増えている。このような熱中症を非労作性熱中症と専門家は言っている。多くの場合、毎日の水分不足の積み重ねが原因と言われている。例えば数日前から何となく元気がなかったとか食事量が減ってきたという時は注意しておいた方が良いな。喉の渇きを自覚しているケースはまれということだからね。中にはトイレが近くなるからと言って水分を取らないこともあるようだが、熱中症は命にも係わってくるから周りで気を付けてあげなさいよ。喉が渇いてなくてもこまめに水分を摂ることが大事だよ。ではそろそろワシも水分補給をしよう。旨い冷酒と冷奴が良いだろうね。暑さを吹っ飛ばそう!」