国分「全国7エリアカンパニー導入と社名変更」

      執筆者:編集部

国分は卸基盤の強化を推進するため、平成28年1月1日から国分グループの再編と社名変更を行い、新たな決意でスタートする。組織変更は国分本社を核に国分北海道(株)、国分東北(株)、国分関信越(株)、国分首都圏(株)、国分中部(株)、国分西日本(株)、国分九州(株)の7エリアカンパニーと国分フードクリエイト(株)、国分フードクリエイト西日本(株)の2カテゴリーカンパニー、それを取りまとめるヘッドクォーターカンパーニーとして国分グループ本社(株)となる。組織変更は同業他社の競争激化に伴う体制強化で、ナショナルスーパー、リージョナルスーパーなど得意先のサポートに全力を上げる。国分は日本を代表する酒類・食品卸企業で経営力、営業力、商品力、信用力などずば抜けているが、一方、商社系列の卸企業の影響力は見逃せず、物流、商品力、情報力などたえず脅威にさらされている。こうしたことから同社では、昨年から地域卸の再編を繰り返してきたが、明年、第10次長計スタートにもあたり、実施することになった。また、300年という社歴にもかかわらず社名変更に関しては「先を進む上に置いて、大きな問題ではない。それよりも社内体制の強化かが優先される」(國分勘兵衛会長兼社長)とコメントした。