ミニストップ「学生と共同開発したお弁当」発売
執筆者:編集部
ミニストップは1月25日から中村学園大学短期大学部食物栄養学科の学生と共同で開発を進めてきたお弁当の2アイテムを地域限定で順次新発売していく。この取り組みは大学生・短大生のニーズやアイディアを商品開発に活用したいと考えていた同社の呼びかけに、11名の学生たちが自主活動として参加することで実現できた。商品開発では同社の商品開発スタッフと製造メーカー、学生たちとの協議や試食を重ね、食材として使用するお米を検討するためにJA全農ふくれんの専門家からレクチャーを受け、お弁当の製造工場を視察し学生たちも商品の盛り付けを体験するなど、インターンシップ的な点が上げられる。食材は「九州産の食材の活用」と「栄養と健康」を切り口に、米飯には福岡県産の新ブランド米「めし丸元気つくし」を採用。地元・福岡で新しく開発されたブランドで、温暖化に強くおいしい、しかも冷めても食味が低下しないことが決め手になった。今回発売される第1弾の「九州(9種)うまかもん弁当」(498円)はモズクや高菜・有田鶏といった九州産の食材を活用した。2月中旬発売予定の第2弾「ダンダン2段重弁当」(520円)は揚げ物を一切使用せず、「めし丸元気つくし」の白米に麦を加え、ヒジキやコンニャク、キンピラゴボウを採用することで食物繊維を増やし、ヘルシーさがポイントのお弁当。どちらのお弁当も、9マスに分かれ、2段重ねになっていたりと、コンビニ弁当としては珍しい高級感のある容器を使用している点にも、学生たちのアイディアが活かされている。