農水省「米戸別所得補償モデル事業の変動部分の交付単価」を発表
執筆者:編集部2
農林水産省は、2月22日、米戸別所得補償モデル事業の変動部分の交付単価が決定したことを発表した。平成22年度の米戸別所得補償モデル事業は、米の生産数量目標に即した生産を行った販売農家・集落営農に対して、標準的な生産に要する費用と標準的な販売価格の差額を定額部分(15000円/10a)として交付するとともに、当年産の販売価格が標準的な販売価格を下回った場合、その差額を変動部分として交付することにしている。平成22年産米は、出回りから1月までの相対取引価格(全国平均)から直近の流通経費等を差し引いて算定された当年産の販売価格(農家手取価格10263円/60kg)が、標準的な販売価格(11978円/60kg)を下回った。この結果、変動部分(面積当たりで支払い)の交付単価は15100円/10aと算定された。変動部分の交付金の支払いは2月末以降、順次、対象農家が指定した金融機関の口座に交付金が振り込まれ、3月末までに支払を完了する予定。