水道水への放射能物質混入で都が飲料水配布、メーカー各社増産へ
執筆者:編集部2
東京都の浄水場の水道水から乳児(0歳児)の飲用に関する国の基準を超える放射性ヨウ素が検出された問題で、東京都は3月24日、供給対象の23区と5市の乳児のいる家庭対し、計約24万本の550ミリリットルペットボトル入り飲料水の配布を始めた。都によると、同浄水場から供給を受ける23区と武蔵野、町田、多摩、稲城、三鷹の5市にいる乳児は計約8万人。1人あたり3本を提供できるよう、都内各地で災害用に備蓄していたペットボトルを大田区の物流センターに集め、24日朝からトラック30台で関係区市に配送した。一方、日本コカ・コーラやサントリーは、店頭で品切れが相次ぐミネラルウオーターの増産を決定した。