雪印メグミルク、震災被害状況など発表
執筆者:編集部
雪印メグミルク(株)は東北地方太平洋沖地震の影響に関しての第2報として、3月24日に次のように発表した。1.被害の状況:(1)同社グループの従業員およびその家族の安否は、全員の無事を確認。(2)同社グループの市乳3工場の設備に被害が発生したが、みちのくミルク(株)(宮城県大崎市)を含め、設備の復旧は概ね完了。ただし、原材料の十分な確保が難しく、加えて燃料不足・計画停電等の影響により通常の生産が厳しい状況。引き続き原材料および燃料の確保に鋭意努めるとともに生産計画の変更等を行ない、順次生産・出荷を再開していく。(3)雪印種苗(株)は鹿島工場に被害が発生したが、順次生産・出荷を再開。また、同社苫小牧工場や道東飼料(株)は被害が無く、道内の供給分に加え、東日本地域への生産供給にも鋭意取り組んでいる。(4)被災地域を中心とする東北地区への出荷について、北東北地域を始め順次出荷を開始している。また、北海道からの輸送経路の一部に混乱が生じていたが、輸送ルートの変更を行なうなど適宜対応している。2.業績への影響:この地震による同社グループの業績に与える影響については、引続き調査中。業績への影響が見込まれる場合は速やかに開示する。