水産庁、片口鰯の漁況は例年以下、スルメイカの漁況は平年並みと予想

      執筆者:編集部2

水産庁、4月28日、平成23年5月~6月までの瀬戸内海東部カタクチイワシ漁況予報と、平成23年5月~7月までの日本海スルメイカ長期漁況予報を公表した。これによれば、片口鰯について、シラスの来遊量は、紀伊水道東部を除いて前年・平年を下回ると予測。漁場の漁況については、紀伊水道東部は前年・平年を上回るとしたものの、紀伊水道西部、大阪湾・播磨灘東部及び播磨灘北西部、播磨灘南西部に関しては、不漁だった前年を下回ると予測している。一方、日本海スルメイカについては、来遊量は近年平均を下回り、昨年並みとしたものの、漁期・漁場については、来遊は昨年より早く、近年平均並みと予測している。なお、漁海況予報は、水産庁の「我が国周辺水域資源評価等推進事業」により、資源の合理的利用、漁業経営の安定及び操業の効率化を図り、資源の持続的利用に役立てるために行われる。