ヤクルト「ヤクルト容器を利用した合併処理浄化槽」寄贈
執筆者:編集部
(株)ヤクルト本社は、東日本大震災の復興支援活動の一環として、岩手県の被災地域の仮設医療施設に、ヤクルト容器を利用した合併処理浄化槽を寄贈する。現在、岩手県で推進中の「被災地域医療確保対策」のひとつに仮設診療所事業がある。同社はこの主旨に賛同し、仮設診療所を設置する際、ヤクルト容器を利用した合併処理浄化槽本体の提供および設置稼働までの付帯工事の費用を負担することで被災地域の復興支援活動に協力する。ヤクルト容器を利用した水の浄化は、ヤクルト容器の底部分を抜いた「ヤクルトろ材」を汚水に沈め、そこに棲みついた種々の微生物が、水の汚れの原因物質を栄養分として取り込んで分解する仕組み。同社の乳製品工場の排水処理に利用しているほか、国や自治体等が実施する川や池の水浄化事業で成果を上げている。