サントリー、セサミンによるヒトでの抗酸化作用と動物での肝臓保護効果を発表
執筆者:編集部
サントリー健康科学研究所は、ゴマに含まれる成分セサミンによるヒトでの日常疲労に対する効果とその原因と考えられる抗酸化作用、および新たに動物での肝臓保護効果を確認したと発表した。セサミン、ビタミンE、トコトリエノールを含有する食品の継続摂取のヒト試験を行い、日常的な疲労を中心とした体感(疲労・美容・睡眠)の改善、および生体内の抗酸化力が高まることが確認された。また、ラットを用いた試験においては、慢性的なアルコール摂取による肝障害に対して、セサミンは肝臓保護作用を示すことが確認され、そのメカニズムの一つとしてミトコンドリアエネルギー代謝を高め、脂質代謝を促進している可能性が示唆された。この研究結果は、第5回ポリフェノールと健康国際会議(10月17日-20日、スペイン・バルセロナ)で発表された。