MLA「被災地に5回目 乾草飼料1トン寄贈」
執筆者:編集部
MLA豪州食肉家畜生産者事業団は東北地方の畜産業界復興を支援する「いっしょにがんばろう、日本」プログラムとして、オーストラリアの農家から寄付された乾草飼料の提供を行った。飼料提供は通算5回目となり、今回は津波で深刻な被害を受けた宮城県農業高校(名取市)に総重量40ベール(約1トン)の乾草飼料を寄贈した。今回の飼料提供は、来日したオーストラリアの農水林業大臣ジョー・ルドウィグ氏およびオーストラリア肉牛生産者協議会会頭アンドリュー・オギルヴィー氏、駐日オーストラリア大使ブルース・ミラー氏、MLA駐日代表メラニー・ブロックが現地に赴いた。MLAでは5月、東北の肉牛生産者を招き、シドニーで慈善バーベキューを開催、生産者からの声を反映させるため、飼料不足の被災地農家に支援を始めた。9月には、宮城県農業高校を含む被災地の高校から畜産や酪農を学ぶ学生をオーストラリアに招待し、次世代の肉牛生産を担う日本とオーストラリアの若者が肉牛生産に関する専門知識や情報を交換するプログラムを開催した。