「販売強化目的に国分、丸紅、子会社による資本提携」
執筆者:編集部
国分と丸紅は、販売体制の強化を目的に、2015年6月をめどに、それぞれの子会社に資本参加する旨を発表した。主な内容は、首都圏のエリアカンパニー国分首都圏(株)(仮称)の営業基盤強化・拡充を目的に、丸紅が新たに資本参加する。国分は菓子卸事業の強化を目的に、丸紅の子会社である(株)山星屋に資本参加する。国分は低温卸事業の強化を目的に、丸紅の子会社であるナックスナカムラに資本参画する。国分の子会社国分フードクリエイト東京(株)と(株)ナックスナカムラとの業務提携を検討する。 国分と丸紅は、伸張しているデリカ市場への対応を図るべく、惣菜事業に関する業務提携などを検討する。国分と丸紅は、両社の保有する経営資源を活用し、共同商品開発の検討を行うと共に、物流の効率化・機能強化に向けて、相互に協力する。本提携の目的は高齢化や単身世帯・共働き世帯の増加など、社会構造の変化への対応を迫られる一方、原材料価格の恒常的な高騰や急激な為替変動、人件費やインフラコストの上昇など、収益の圧迫が増大しており、資本参加に踏み切った。国分と丸紅は、国内外において食品卸事業分野を中心に更なる営業基盤の強化・拡充を図り、両社の取引先に対し新たな価値を提供するする。