宝酒造「タカラ・ハーモニストファンド」助成先決定

      執筆者:編集部

自然環境保全の推進に貢献する「公益信託タカラ・ハーモニストファンド」の平成28年度(第31回)の助成先が決定した。助成先およびテーマは、研究の部、△龍谷大学理工学部環境ソリューション工学科、琵琶湖水系のウナギはどこに?環境DNA分析でその分布を探る。△福島大学環境放射能研究所、防鹿柵の効果はいかに?なぜ地上営巣性鳥類は防鹿柵を設置しても回復しないのか。△森井清仁(個人)、絶滅が危惧される琵琶湖固有スジシマドジョウ2種の繁殖生態と保全手法に関する研究、△和歌山県立田辺高等学校・中学校生物部:和歌山県田辺市の変形菌類、△佐鹿万里子(個人):外来種アライグマと在来種タヌキの競合関係解明に関する研究、△奥多摩ツキノワグマ研究グループ、ツキノワグマの糞に含まれる漿果種子の二次散布機構の解明。活動の部、△NGOさんきら自然塾:国際的な渡りと緑の回廊、△佐田岬半島SOS生物保全プロジェクト2016、ポレポレ自然環境観察会、能登半島・九十九湾周辺でのアカテガニの森づくり環境保護活動、△めぐみ野自然の会:ビオトープと雑木林の保全活動、△真庭遺産研究会、オオサンショウウオの王国を守ろう!生物多様性ツーリズム事業。公益信託タカラ・ハーモニストファンドは、1985(昭和60)年に宝ホールディングス(当時は寳酒造)の拠出基金(信託財産)をもとに設立され、その基金及び運用益によって自然環境保全に関する研究・活動への助成を長きにわたって続けています。31年間の助成先はのべ333件、助成金累計額は1億5973万1000円となった。