「サンペレグリノヤングシェフ 2016」決勝大会結果

      執筆者:shirai

santサンペレグリノ社(本社:イタリア・ミラノ、CEO:ステファノ・アゴスティーニ)は10 月13日(木)から15 日(土)の間、30 歳以下の若手料理人の世界一を決める国際料理コンクール「サンペレグリノ ヤングシェフ 2016」決勝大会をイタリア・ミラノにて開催。米国地区代表のミッチ・ラインハルト氏を若手料理人世界一に決定。またフランス地区代表として本大会に参加した日本人シェフ、安發伸太郎氏はトップ3に選ばれる功績を残した。才能あふれる若手料理人の発掘と美食文化のさらなる発展を目的として開催された本大会は、今年で二度目の開催となる。世界90ヶ国以上、約3,000名が応募し、世界20地区でおこなわれた予選大会ファイナリストがミラノに集結。「7賢人」と呼ばれる世界のファインダイニングシーンを牽引する7 名から構成される審査員団の前で、一皿のシグネチャーディッシュを創作、プレゼンテーションを行う。審査は、素材・技術・才能・美しさ・メッセージ性の5 つの基準に基づいて試食・審査され、一皿で故郷ミシガン州のメープルの紅葉とその香りを表現した米国地区代表のミッチ・ラインハルト氏が、20名の中から世界一の若手料理人に選出された。また、フランス地区代表の安發伸太郎氏は、フランス料理の伝統と現代性の融合をテーマに、鯖とジャガイモを様々な技法を用いて一皿に表現。世界一の称号の獲得には至らなかったものの、20名のファイナリストの中から上位3名による頂上決戦に進出した。ラインハルト氏は「頂上決戦で戦った安發氏とモレラ氏(スペイン・ポルトガル地区代表)は素晴らしいライバルでした。この瞬間のために努力をしてきましたが、未だ世界一の称号を手に入れた事の実感が湧きません。」とコメント。今後、ラインハルト氏は、サンペレグリノが主催・協賛するイベントにゲストシェフとして招聘されるなど、キャリアサポートを受けることとなる。また、日本地区代表の古屋聖良氏(学士会館/東京)も、若手料理人世界一の称号に挑戦するも、賞の獲得には至らなかった。