世界初「日本酒エキスパート」認定制度発足・初試験実施

      執筆者:shirai

日本ソムリエ協会は、日本酒に特化した認定制度「 J.S.A.SAKE DIPLOMA 」を発足。2017年8月20日に初の試験を日本全国32都道府県の会場で実施する。
平成 28 年の清酒の輸出金額は、約 156 億円、輸出数量は約 19,737kl。いずれも7年連続で過去最高となっている。
また、平成26年11月27日に全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会が立ち上がり、日本酒のオールジャパンの輸出体制が整備されるなど、海外における日本酒ファン増加が期待されている。
その他、和食がユネスコ無形文化財に登録されるなど、日本の食文化への注目が高まると同時に日本酒への関心が高まっており、ワインのソムリエのような日本酒のエキスパートの需要が高まる可能性があります。
これを受けた同協会は、専門知識やテイスティング技量を有するエキスパートを育成し、国際的なアルコール飲料として知られている日本酒を今後さらに普及させるとともに、日本の食文化をより一層向上させることを目的として世界初の同制度を発足した。
試験は、8月20日(日)開催の第一次試験(筆記)と、9月25日(月)開催の第一次試験合格者向け第二次試験(テイスティング、論述)で構成されており、合格するには知識だけではなく技量も必要となる。
同協会は今後、同制度を国際的な認定制度にするため、国際ソムリエ協会・各国在日ワイン振興機関と連携し、各国での導入を目指す。

詳細は https://www.sommelier.jp/exam/sakewebapp.html
※2017年の出願受け付けは終了