日本製粉「第17回 爲末大学食育学部」茨城県で初開催

      執筆者:shirai

日本製粉は12月12日、元プロ陸上選手の為末 大氏と共同で開催している「爲末大学食育学部」を茨城県龍ケ崎市立長山小学校・松葉小学校の2校合同で実施する。
同活動は、近年の生活環境の社会的な変化に伴い、子どもたちの体力低下やいじめの問題が顕在化している状況を鑑みて、2013年度よりCSR活動として実施している特別授業。
小学校高学年の子どもたちを対象に、「心身ともに健康になる」ためのきっかけを与えることを目的とし、「体育の時間」「食育の時間」「話し合いの時間」の3時間で構成されている。
今回は同社の竜ヶ崎工場がある茨城県龍ケ崎市立長山小学校・松葉小学校の2校合同で開催することで、地元への地域貢献も目的としており、龍ケ崎市・龍ケ崎市教育委員会の後援をうけている。
1時間目「体育の時間」では、「侍ハードラー」の異名で知られ、未だに破られていない男子400mハードルの日本記録保持者である元プロ陸上選手の為末 大氏によるハードルを使った授業。
体を動かすことの楽しさや、目標をクリアすることの喜びを、スポーツを通じて感じてもらうことを目的としている。
2時間目の「食育の時間」では、公認スポーツ栄養士・管理栄養士・健康運動指導士であり、株式会社しょくスポーツの代表でもある こばた てるみ氏も加え、「運動会で食べるお弁当」について子どもたちと一緒に考えていく中で、食事の大切さや栄養バランスについて理解を促す。
3時間目「話し合いの時間」では、子どもたちが持つ「夢」について話し合うことを通じて、多様性を認めることの大切さ、心のあり方の重要性を学ぶ。
同社は、同活動により平成26年度「青少年の体験活動推進企業表彰」審査委員会奨励賞を受賞。
今回の活動も、両校の子どもたちの健やかな成長の一助となり、心に残る思い出の授業になることを願っている。