滋賀県「健康長寿日本一を支える滋賀めし」開発に着手

      執筆者:motoe

滋賀県は、長寿県ならではの強みや、同県特有の食材を活かした、健康を支える食事のメニューとして「滋賀めし」を開発することを発表した。同プロジェクトは地産地消を推進する「おいしが うれしが」キャンペーンの一環として、農畜水産物の地産地消の推進と、同県民の更なる健康長寿に向け、食を通じた健康増進を図ることを目的とするもの。「滋賀めし」は、健康長寿に寄与してきたと考えられる同県の多彩な食材(湖魚、近江牛、近江米、近江の茶)や、鮒ずしや漬物をはじめとする発酵文化など滋賀ならではの特長を活かしながら、塩分を増やさずに、野菜摂取を増やすことをめざすという。開発にあたっては、県内大学で構成する環びわ湖スポーツ栄養交流会が、県内のホテル等の協力のもと、開発後の一般提供を踏まえて、季節に合わせた家族向けのメニューと、旅館・ホテルでのおもてなしを想定したメニューを検討。開発に携わる立命館大学スポーツ健康科学部の海老久美子教授は「滋賀県は近江米や近江牛をはじめ、琵琶湖の固有の魚、大豆、各地の伝統野菜など魅力的な食材が豊富です。この取組を通じて、滋賀県の食材の美味しさを感じて頂くとともに、毎日の食生活が健康にもたらす重要性を再認識していただければと思います。」とプロジェクトへの意気込みを語っている。 なお、今回開発したメニューは、今秋を目処に、今後県内の量販店等の県産野菜売り場での活用や、旅館・ホテルや東京日本橋の本県情報発信拠点「ここ滋賀」での提供を予定。その他、健康を支える食の取組として、健康長寿日本一の滋賀県民が考える「滋賀めし」メニューコンテストなども開催される予定だ。■「おいしが うれしが」キャンペーン:https://shigaquo.jp/oishiga/